産業や生活になくてはならない電気エネルギー
その利用を支える受配電用変圧器には、高いエネルギー変換効率が求められます
省エネ法(2003年4月1日より施行)に盛り込まれている「トップランナー方式」とは、対象となる機器ごとに基準値 を設定し、達成年度を定めて機械器具そのもののエネルギー消費効率を高めていくように普及促進する政策です。
この「トップランナー方式」において、高圧受配電用変圧器は特定機器として指定を受けています。
この制度は、CO2の削減と地球環境保全を図るために、省エネ型製品の普及をめざしているものです。
変圧器のトップランナー化(油入:2006年、モールド:2007年)、2014年度を目標年度とする基準が設定され、それにより省エネ技術は進み、トップランナー変圧器は広く普及しました。さらに、省エネ法に基づき、2026年度から第三次判断基準となり「2026トップランナー変圧器」へ切り替わります。
特定機器の目標年度を識別するため、2026年4月に新たな省エネ基準を迎えるトップランナー変圧器は、2026トップランナー変圧器として次のマークが記載されています。「省エネ」「地球環境」「信頼」をイメージし、これまでの第二次トップランナーのデザインのマークがさらに進化し、緑がさらに広がっていくイメージしたデザインになっています。
適用範囲 | 除外機器 |
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油入変圧器、モールド変圧器 一次電圧:6kV または3kV 二次電圧:100V〜600V 単相 10〜500kVA 三相 20〜2,000kVA |
ガス絶縁変圧器 H種乾式変圧器 スコット結線変圧器 モールド灯動変圧器(油入は適用) 水冷または風冷変圧器 多巻線変圧器 電力会社向け柱上変圧器 |
工場または事業者の省エネ法の判断基準にて、「エネルギーの使用の合理化の目標及び計画的に取組むべき措置」としてトップランナー変圧器が推奨されています。
<経済産業省告示第4号(2003年1月10日付官報)>
変圧器は高効率のものを採用することとし、「変圧器の性能の向上に関する製造業者等の判断の基準値」に規定する基準エネルギー消費効率以上のものを目標として検討する事
設計・施行計画時は、トップランナー基準値以上の性能を有する変圧器の採用を検討することを指しています。
「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」により、エネルギー消費効率が省エネ法の第二判断基準を満足する変圧器は、グリーン購入法の特定調達品目となります。
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