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Hitachi

株式会社日立産機システム

ハイパースケールデータセンターの世界標準

日立保護回路内蔵型モールド変圧器 TVP

受変電設備で使用されている真空遮断器、ガス遮断器は開閉時に優れた消弧性能を持つ反面、開閉の状況によってはサージ(過電圧)が発生し、変圧器にダメージを与える懸念があります。

現在の大規模データセンタは非常に高い冗長性が求められており、ひとたびダウンタイムが発生すると莫大な損失が発生するため、変圧器に対するサージ対策は重要な課題です。

保護回路内蔵型モールド変圧器TVPは保護回路を内蔵し、変圧器に流入する遮断器の開閉サージを抑制。大規模データセンタの安定稼働に貢献します。

日立保護回路内蔵型モールド変圧器 TVP

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$9000/min

大規模データセンタの停止に伴うコスト

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99.999%

全ての大規模データセンタ所有者の
総稼働時間の目標

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5分/年

稼働率99.999%での
ダウンタイム

選ばれる理由

  • 変圧器と保護装置のパッケージング

変圧器の巻線ごとにバリスタを配置し、TVP変圧器だけで保護装置が完結。
設計・施工側での保護装置や保護回路の追加・検討は必要ありません。

TVP変圧器保護回路図

TVP変圧器保護回路図

  • 最適な保護によるダウンタイムリスクの軽減

遮断器の開閉サージが流入するとバリスタが圧力開放バルブとして機能し、変圧器内部の過電圧を抑制。
遮断器の開閉サージと開閉動作中の再発孤による高調波増幅の両方から変圧器を保護します。

■再発孤からの保護

サージ電圧のイメージ(保護装置なし)

サージ電圧のイメージ(保護装置なし)

変圧器の基準衝撃度絶縁強度125kVに対して、遮断器の開閉サージのピーク電圧は125kVを超過。

サージ電圧のイメージ(TVP変圧器)

サージ電圧のイメージ(TVP変圧器)

巻線バリスタの効果により、ピーク電圧が規定電圧125kVを大幅に下回る結果に。

■高調波増幅からの保護

巻線周波数応答解析のイメージ

巻線周波数応答解析のイメージ

巻線の高調波共振時に、それぞれの固有振動数で電圧が増幅する場合があります。
バリスタは影響の大きい1次と2次の固有振動数を除去し、電圧増幅を抑制します。

  • コンパクト

TVP変圧器は変圧器に保護装置が搭載されているオールインワン設計。
変圧器と保護装置を個別に設置する場合と比較して、設置スペースが削減できます。

変圧器標準仕様

相数 一次電圧 二次電圧 容量 周波数 適用規格
三相 〜33kV 400V級 〜4000kVA 50Hzまたは60Hz JEC-2200準拠

※上記以外の仕様についてはお問い合わせください。