電流・電圧回路( 電源監視ユニット、電力量演算ユニット)
電流回路
- CT自体のK・L方向(一次導体貫通方向)および二次側出力のk・lの接続に誤りがあると、正常な計測値となりません。
接続相順には十分ご注意ください。また、保守等の作業を考慮し、短絡用の端子台を設け、二次側オープン時の高電圧発生を防止してください。
(弊社製クランプ型電流センサの場合は、ホールド素子を内蔵しておりますので、CT二次回路オープンとなっても数V程度の電圧しか発生しません。)
- 二次側リード線の消費VAによりCTの負担VAを超過しないようご留意ください。距離が長い場合には、二次側10mAのCT・ユニットを選定ください。
(1)CT新設の場合
- 下記形式のユニットは電流入力のL端子を内部で接続しています。(1)のようにCTケーブルを必ず4線
(DE-34WHB5は6線)にて配線してください。
(L端子を短絡した3線(DE-34WHB5は4線)引き出しをしないでください。計測値異常の原因となります。)
形式:DE-8WH4B5R、DE-8WH4B5L、DE-4WH2B5R、DE-4WH2B5L、DE-34WHB5
(2) 既設CT二次回路に5A/10mAクランプCTを新設する場合
- 下記形式のユニットは電流入力端子を接地しないでください。高圧(600V以上)を計測する場合は、(2)のように高圧線をクランプしている初段CTに別途CTをクランプしてユニットへ配線してください。
形式:DE-8WH4B5R、DE-8WH4B5L、DE-4WH2B5R、DE-4WH2B5L、DE-34WHB5
電圧回路
- 使用電線はCV、VCT、IVなどで、1.25mm²以上の電線を推奨します。
- R、S、Tの接続に誤りがあると正常な計測値となりません。接続相順には十分ご注意ください。また、電圧信号は通常時に遮断されない回路より取り込みください。(VT二次より入力の場合は、二次側v線より接地してください。)
- 電力量演算ユニット(DE-8WH4B、DE-4WH2B)は電圧A系統(R-A、S-A、T-A)に必ず電圧入力を行ってください。
(電圧A系統より周波数を検出しています。)
- 電力量演算ユニット簡易タイプ(DE-S8WHBM)は計測用の電圧入力不要です。
(1) 計測回路がAC220V以下の場合
(2) 計測回路がAC220V超過で既設電圧計回路より並列に取り込む場合
(3) 計測回路がAC220V超過で既設電圧計回路より並列に取り込む場合
相線式別結線図
単相2線式
単相3線式、三相3線式
三相4線式 3VT、3CT