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Hitachi

株式会社 日立産機システム配電監視システム

10mA出力シリーズ

10mA出力シリーズ 外観

 

10mA出力シリーズ 寸法

 
10mA出力シリーズ
シリーズ名 10mA出力シリーズ
H36M H24M H16M H10M
形式 H3660101T H3640101 H3625101 H2425101 H2420101 H1610101 H1005101 H1002101 H1005001
一次電流 600A 400A 250A 250A 200A 100A 50A 20A 5A
二次電流 10mA
寸法
(mm)
内径φd 36 36 24 16 10
W 61 60 48 29 25
D 91 80 64 44.5 38.5
T 41 38 34 31 26
出力保護 ±6.5Vpホールド素子内蔵
接続リード線
M3ネジ端子
耐熱ビニール線 0.75mm2–2芯–1500mm
質量(kg) 0.3 0.2 0.07 0.044

二次側開放時の保護機能

CTの二次側が断線等で開放すると、二次側に数kVの電圧が発生しCTの損傷や感電の恐れがあります。10mA出力シリーズは長距離引き出しすることもあり、配線途中の断線など二次側開放の恐れが高くなりますが、二次側開放時の電圧を6.5Vに抑える保護機能を持たせていますので、万が一開放となった場合にも安全です。

引き出し可能距離

10mA出力シリーズは二次回路の電圧が6.5Vまで使用できる能力を持っており、300mまでの長距離引き出しが可能です。

注意事項

H-NETユニット専用品であり、他の交流計器などには使用できません。

CT選定について

  • 新設設備に対しては、取り付け上の制約がないことから汎用CT(5A出力シリーズ)を選定します。 その場合に組み合わせるH-NETユニット(電源監視ユニット,電力量演算ユニット)は5A入力品を選定します。
  • 既設設備に対しては、電線を外さずに取り付けできるクランプCTを選定します。
  • H-NET用クランプCTには5A出力シリーズと10mA出力シリーズがありますが、装着容易で長距離引き出し可能な利点がある10mA出力シリーズが多く利用されています。
    その場合に組み合わせるH-NETユニット(電源監視ユニット、電力量演算ユニット)は10mA入力品を選定します。
  • 遮断器の容量と実際の負荷電流を十分考慮したうえで一次定格電流値を決定してください。
    さらに、実装するケーブルサイズに見合った内径のものを選定してください。

負荷電流での選定

  • 計測誤差、計測限界はCTの定格電流値に依存しますので使用電流値に近い定格値のCTを選定してください。
  • CTの定格値が使用電流よりはるかに大きい場合、ユニットの計測限界によって電流表示、電力量カウントともに"0"として処理することがあります。

計測限界

  電流
(CTの二次定格電流に対する%)
電力
(CT、VTの二次定格に対する値)
電源監視
ユニット
2% 10W
電力量演算
ユニット
2%(R、T) 10W
 

負荷電流での選定

 

負荷電流が最低でも10%以上となるように一次定格電流値を決定してください。

CVケーブルサイズでの選定

CVケーブルサイズでの選定
公称断面積 仕上がり外形 H10シリーズ H16シリーズ H24シリーズ H36シリーズ
内径 φ10mm 内径 φ16mm 内径 φ24mm 内径 φ36mm
2mm² 6.5mm
3.5mm² 7mm
5.5mm² 8mm
8mm² 9mm
14mm² 9.5mm
22mm² 11mm ×
38mm² 13mm ×
60mm² 16mm × ×
100mm² 19mm × ×
150mm² 22mm × ×
200mm² 26mm × × ×
250mm² 28mm × × ×
325mm² 31mm × × ×
100mm²×2 19mm×2 × × × ×
150mm²×2 22mm×2 × × × ×
200mm²×2 26mm×2 × × × ×
250mm²×2 28mm×2 × × × ×

○:可、△:ケーブルの屈曲状況により不可の場合あり、×:不可