日立無軌条クレーンサドルは、数多くの実績に、最新の技術をプラスした新鋭機です。車輪にはウレタンゴムを採用。低騒音、低振動走行が行えるため、住宅に接近した工場などへ安心して導入いただけます。また、信頼性も一層の向上を図っています。
無軌条形クレーンサドル | 軌条形クレーンサドル | ||
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形状 | ![]() |
![]() |
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サドル走行部 | H形鋼のフランジ上面 | レール(軌条) | |
車輪 | 材質 | ウレタンゴム | ダクタイル鋳鉄または鋼 |
形状 | フラット(ガイドローラー付き) | つば付き |
H形鋼のレール継ぎ目部とその他の施設基準を記載いたします。特にサドル走行面の継ぎ目は、必ずグラインダ仕上げを行ってください。また踏面の切粉、溶接スパッタなど鋭利なものは必ず除去してください。
車輪中心が必ずレールの中心と合致するようにガーダを製作してください。
項目 | 許容誤差 | 説明図 |
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スパン | ±7mm | ![]() |
左右レールの水平差 | スパン×1/500以下 | |
上下方向曲り(水平度) | 10mにつき7mm以下 | ![]() |
左右方向曲り(直線度) | 10mにつき5mm以下 | ![]() |
走行範囲内の全勾配 | 走行範囲×1/500以下 | ![]() |
左右ストッパーのくい違い | 50mm以下 |
レール継ぎ目部の施設
ウレタンゴム車輪は起動時のスリップが少ないため、つり荷の振れが大きくなることがあります。この振れを小さく押さえるため、 日立クッションスタータの設置をおすすめします。さらに走行用インバータユニットを設置すると停止時の振れも小さく押さえることができます。
樹脂(ウレタンゴム)製の車輪を用いたクレーンサドルをご使用の際は、アースの為の専用線によって、確実にアース工事を行うようにしてください。
なお、アース専用線によらず、アースブラシ(別売)をご使用の場合は、アースブラシの接触するレール表面の塗料や錆をできるだけ落として、アースが確実になされるように充分注意してください。
ガイドローラーとレールのすき間は、4〜6mm(片側の値)に調整してください。
ランウエイのH鋼幅が150mmと200mmのため無軌条クレーンサドルのガイドローラが段差に当たり上架できない。
H鋼継目部が大きいためウレタン車輪の傷付または短寿命となる。
ランウエイの走行面にボルト止めされているためサドル本体またはウレタン車輪が当たり走行できない。
無軌条クレーンサドルのガイドローラが補強板に当たり走行できない。
TLM形無軌条クレーンサドルは、建屋の大型化に伴い、幅広レールに対応しています。
豊富な機種から適切な無軌条クレーンサドルをお選びください。
形式 | TLM5-10 | TLM6-28 | TLM6-30 | TLM6-45 | TLM6-100 | TLM6-150 (受注品) |
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最大スパン(m) | 10 | 14 | 16(18)*1 | 18 | 22 | 22 | |
最大輪重(t) | 1.0 | 2.8 | 3.2 | 4.5(4.0)*2 | 2輪で10.0 (2輪で7.0)*2 |
2輪で15.0 (2輪で11.0)*2 |
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走行速度 (m/s、50/60Hz) |
0.35/0.417(21/25) | ||||||
モータ出力 (kW、50/60Hz) |
0.30/0.36×2台 ブレーキ付き |
0.50/0.60×2台 ブレーキ付き |
0.70/0.84×2台 ブレーキ付き |
2.5/2.9×2台 ブレーキ付き |
2.5/2.9×4台 ブレーキ付き |
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モータ極数 | 4 | ||||||
反復定格 | 25%ED、250回/h | 25%ED、150回/h | 25%ED、250回/h | ||||
電源(三相) | 200V 50/60Hz、220V 60Hz | ||||||
定格電流 (A、50/60Hz) |
1.9/1.4×2台 〔1.6×2台〕 |
2.9/2.5×2台 〔2.7×2台〕 |
3.0/2.5×2台 〔2.7×2台〕 |
7.0/5.5×2台 〔5.5×2台〕 |
7.0/5.5×4台 〔5.5×4台〕 |
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車輪径(mm) | φ165 | φ220 | φ310 | φ450 | |||
走行レール(H鋼幅) | 125、150、175 | 150、175 200、250、300 |
200、250、300 | ||||
ブレーキトルク(TB/TM) | 0〜55% | 0〜65% | 0〜45% | 25〜50% | |||
概略質量(kg) | 95×2 | 170×2 | 230×2 | 310×2 | 655×2 | 1,205×2 | |
適用ホイスト | モノレール | モノレール、ダブルレール |
ご注意:
ご注意: 上図のサドル選定は最大スパンに対するホイスト容量を示したもので、実際にはガーダを含んだ輪重計算を必要とします。