クラス | クラスⅠ | クラスⅡ | クラスⅢ |
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構造 | |||
設備 | BSL2〜BSL3(P2〜P3レベル) | BSL4 | |
特長比較 |
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主要 試験項目 |
風速・風量試験 HEPAフィルタ透過率試験 |
(NSF及びJIS規格) 気流バランス試験、気密度試験 風速・風量試験、HEPAフィルタ透過率試験 |
気密度試験 HEPAフィルタ透過率試験 |
クラスⅡは、構造や気流方式によって3種類に分類されます。(JIS K3800:2009の分類)
日立の型式分類 | ― | A2 | ― | B2 or C |
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JISの分類 | A1 | A2 | B1 | B2 |
構造 | ||||
実験室のレベル | BSL2〜BSL3(P2〜P3) | |||
用途 | 生物材料及び不揮発有害物質 〔少量揮発性物質、ガスの取扱い含む〕 |
生物材料及び相当量の揮発性有害物質の取扱い | ||
気流方式 | 一部循環一部排気 | 全排気 | ||
循環気率 | 約70% | 約50% | 0% | |
排気 | 室内排気、少量の揮発性物質・ガスの使用時には 開放式接続ダクトによる屋外排気 |
密閉式ダクトによる屋外排気 | ||
汚染プリナム | 負圧、又は負圧プリナムで囲む | 負圧、又は 負圧プリナムに囲まれる |
汚染プリナムは全て負圧 | |
気流バランス試験 | 枯草菌芽胞を噴霧し検査 | |||
本体気密度 | 正圧維持法によって30分後の内圧低下が10%以内、他石けん法、ヘリウムガス法、六フッ化硫黄ガス法 | |||
HEPA効率 | 0.3μm粒子で99.99%以上 | |||
流入風速 | 0.4m/s以上かつ、 気流バランス試験合格風速 |
0.5m/s以上かつ、気流バランス試験合格風速 | ||
吹出風速 | メーカ設定風速値による |
クラスⅠ又はクラスⅡは、輸出貿易管理令別表第1の3の2の項(2)の経済産業省令で定める仕様に該当しないため、リスト規制、非該当と判定する。
<補足>
(財)安全保障貿易情報センター発行 2011輸出管理品目ガイダンス「生物兵器製造関連資機材」 第3章Q&A事例集3.1Q1-1 を参考として次に示す。
A1-1:安全キャビネットに係わる規制は、貨物等省令第2条の2第2項第六号ロにより規定されています。その規の対象は次の全てに該当する仕様のものです。
(一)操作する者が物理的な防壁によって完全に隔離された作業空間を有するもの
(二)陰圧状態で操作することが可能なもの
(三)作業空間内で対象物を安全に操作することが可能なもの
(四)作業空間の給気及び排気にHEPAフィルターを用いるもの
これに対して、クラスⅠ及びⅡは前面開放型で、規制仕様の全てに該当せず規制の対象になりません。一方、クラスⅢは規制仕様の全てを満たしています。由って、クラスⅢは規制対象に該当します。その用途を確認し、疑義ある場合は経済産業省に確認されると良いでしょう。