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Hitachi

株式会社 日立産機システムクリーンエア装置

検査機関 Y社(臨床検査部)

検査機関 Y社

バイオハザード対策用クラスⅡキャビネットの導入を検討するも、安全面で不安が…
作業開口高さが現場で調整可能?そのうえWHO指針にも対応したキャビネットを発見!

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策強化が図られている中、各研究機関ではバイオハザード対策用クラスUキャビネット(安全キャビネット)の導入が進められている。これはPCR検査用の検体の前処理において、試料のコンタミネーション防止と検査者への感染防止の目的のためであった。

課題

検査技師の人数と検査技術を向上させたいが、検討していた安全キャビネットでは…

PCR検査等の需要が高まる中、検査技師の人手不足が顕著になっていたY社。このところ、検査対応の件数が伸び悩んでいたため、早急な対策を検討することにしました。検討チームのリーダーN氏は、この時の状況を次のように語ります。
「PCR検査は今後も増えることが予測されているため、まずは若手の研究員を育成し、検査技術のレベルをあげて、その対応にあたってもらおうと考えました。そのためには、研修なども行えるBSL2(Biological Safety Level2)実験室の新設する必要がありました」

実験室と併せて検討が必要なのが、安全キャビネットの選定でした。
「今回はバイオハザード対策用クラスUキャビネットで、WHO指針に沿って試料配置ができるなど、安心・信頼できるモデルが良いと考えており、我々も慎重に選定を進めていました」(N氏)
しかし、ここで思わぬ課題が発生します。検査技師の体格に合わせて、安全キャビネットの作業開口高さをその場で調整したかったのですが、購入を検討していた機種は現場での調整に対応できないことが分かったのです。感染リスクを抑えるためには、正しい姿勢で安全キャビネットを操作することが必須です。
このことを重く見たN氏。機種選定はふりだしに戻ってしまいました。

課題のポイント

  • 検査技師の体格に合わせて、作業開口高さを調整できる安全キャビネットの導入を検討していたが、当初考えていたモデルはそれができなかった

気流方式が一部循環一部排気のバイオハザード対策用キャビネットです。

PCR検査等の感染症対策向け
日立バイオハザード対策用クラスⅡキャビネット

気流方式が一部循環一部排気のバイオハザード対策用キャビネットです。
国際バイオハザード警告マーク

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