共通基本編
外部入出力 | 10進数(X、Y) |
---|---|
内部出力 | 16進数(R、M、L、WR、WM、WL、DR、DM、DL) |
CPUの内部メモリエリアです。ビットはRとM、ワードはWR、WMがあります。
データメモリやパラメータ変数、内部計算等、ご自由にお使いください。
エラーコード、カレンダ情報、クロック、各種設定用パラメータ等のメモリエリアです。
必要に応じてお使いください。
ビットが8個集まると1バイトで、16個集まると1ワードです。
4ビットのデータは、「0000」〜「1111」まで16個の値を表すことができるため、これを「0」〜「F」で表します。
従って、16ビットの1ワードは「0000」〜「FFFF」(0〜65535)まで表すことができます。
「M」と「WM」はビットとワードが共通です。
例えば、WM0は、M0〜MFから構成され、WM1はM10〜M1Fから構成されます
「R」と「WR」はお互い独立のメモリエリアのため相互に関係はありません。
外部入出力は10進数なので、32点モジュールをスロット0に実装した場合:X0〜X31(Y0〜Y31)
64点モジュールをスロット1に実装した場合:X100〜X163(Y100〜Y163)
各モジュールは「I/O割付」と呼ばれる固有のI/O種別名を持っています。
例えば、
・16点入力モジュール:X16
・8チャンネルアナログ入力モジュール:WX8
・イーサネットモジュール:COMM
この「I/O割付」をプログラミングソフトウェアのI/O割付表で、実際のモジュール構成と同じになるように設定しなければなりません。
H-302/702/1002/2002/4010、EH-150、MICRO-EHの場合は、プログラミングソフトウェアのオンラインモードで、I/O割付一覧の画面で[実装I/O]を実行することにより、CPUに実装しているI/Oの割付を読み出すことができます。
プログラミングソフトウェアによりエラーコードをチェックしてください。
エラーコードは、特殊内部出力の「WRF000」にセットされます。
なお、お問い合わせの多いコードに関して下記します。
エラーコード41 | I/O割付エラーです。 実装されているモジュール構成とI/O割付表が一致しているかを確認してください。 |
---|---|
エラーコード71 | バッテリエラーです。 バッテリの容量が低下しているか、バッテリが取り付けられていません。 |
エラーコード31 | ユーザメモリエラーです。 プログラミングソフトウェアにより初期化してからやり直してみてください。 |
DIPSWの通信速度等の設定が合っているか確認してください。またはケーブルが正しいか確認してください。
ケーブルが正しいか確認してください。
プログラミングソフトウェアや表示器、SCADAなどがつながるポートです。
プログラミングソフトウェアや表示器などの上位側から「タスクコード」と呼ばれるコマンドを送り、必要なデータを要求すると、CPUは要求に応じた応答を返します。PLCにラダープログラムを作成する必要はありません。
なお、タスクコードによる通信は、ハイプロトコルと呼ばれる日立H/EHシリーズ専用の通信手順に従って行われます。
パソコン、バーコードリーダ、プリンタなどの機器等と「任意のプロトコル」で通信する場合に用いられ、その通信を制御するためにユーザプログラムが必要です。
TRNS命令を使ってユーザプログラムにて通信データを編集、制御します。
プログラム内ではデータはTRNS命令によって制御されます。
R、WR、M、WM、タイマ/カウンタ値をあらかじめ”停電記憶エリア”として設定しておけば、電源がオフの時でもバッテリによってデータは保存されます。
停電記憶エリア、カレンダー
(ユーザプログラムはFLASHメモリに保存されるため、プログラムのためには電池は必要ありません)
停電記憶エリア、カレンダー、ユーザプログラム
X、Y等の外部入出力は、通常スキャンの最後で一括して読み書きされます。
従って、一回のスキャン内でOFF→ON→OFFされた場合、ONしません。
R、WR、WM等の内部出力は随時読書きされます。
すべての入出力が随時読み書きされます。
電源モジュールとI/Oコントローラが必要です。
電源モジュールのみ必要です。
転送できません。
特殊内部出力のWRF010、WRF011、WRF012に最大値、現在値、最小値が10ms単位で表示されます(例.H0002=20ms)。
なおH-4010/EH-150では、R7F6をONすると1ms単位に変わります(例.H0002=2ms)。
表示器がハイプロトコルをサポートしていれば、接続可能です。接続ケーブルは、表示器のマニュアルをご覧いただき、お客様にてご用意ください。
「=」の前後にスペースを入れてください。
配列変数はI/O(X、Y、R、M、L、WX、WY、WR、WM、WL、TC、DX、DY、DR、DM、DL)にインデックスとして、定数またはワードI/O(WX、WY、WR、WM、WL)付加してI/O番号を指定することができます。
配列変数が使える命令は、代入式のみです。
配列変数とは、□a(b)形で表され、□a 部を“配列変数のI/O”、( )のb 部を“インデックスの内容”と呼びます。
b部が定数の場合、□a(b)□a + b を意味します。
1 | WR0010 = WR0020 (3) → WR0010 = WR0023 |
---|---|
2 | WR0000 = 5 WR0100 = WR0200( WR0000 ) → WR0100 = WR0205 |
3 | WL0000 = 7 DR0100( WL0000 ) = DR0200 → DR0107 = DR0200 |
4 | WM0000 = 8 WM0001 = 9 WR0100( WM0000 ) = TC0( WM0001) → WR0108 = TC9 |
配列変数は代入式でのみ使用できます。
以下に示すような使い方はできません。
・WR10( WR20 ) = WR100 + 1
・R0 = WR10( WR20 )< WR30
技術的なお問い合わせは、下記の技術相談窓口までお問い合わせください。
※電話番号・メールアドレスはお間違えのないように、お願いいたします。
お電話の場合
フリーダイヤル 0120-46-3444
携帯電話の場合は0254-46-3444をご利用ください。
月〜金曜日(祝日・弊社休業日は除く) 9:00〜12:00 / 13:00〜17:00