「オイルフリー」+「マルチドライブ制御」だからこそのメリット

操作性の追求
カラータッチパネルによる操作性向上
カラータッチパネル採用により、操作性、視認性を向上(NPO-7.5/11/15/22MNC)。
設定したい項目を直接タッチして、操作が可能です。
残留酸素濃度、窒素ガス使用量、運転時間、警報故障来歴などの運転データをその場で確認できます。

IoTクラウド監視
通信機能を標準搭載した日立IoT対応N2パック®
- 24時間365日リアルタイムに稼働状況を把握
- 状態監視によりお客さま設備環境の問題を抽出
- メールにより警報などを自動送信

圧縮機を複数台搭載した「省エネマルチドライブ制御」で「勝手に省エネ!」
省エネマルチドライブ制御とは…
窒素ガスの使用量に応じて空気供給ユニットに複数台ある圧縮機の運転台数を自動制御。必要以上の高圧での運転を省きます。
2つのモードを選択可能
- *
- 記載の値は、温度20℃、湿度60%時の圧縮機の吸込みフィルタに目詰まりなどがない場合の参考値です。
自動省エネモード
「自動省エネモード*1」は、窒素ガス発生プロセスを最適化して圧縮機の動力をさらに低減させます。窒素ガス純度と取り出し圧力は仕様範囲内を保ちつつ*2 *3さらなる省エネルギー運転が可能*4です。
NPO-223MNCの例
窒素ガス発生量比率 40%の時約49%、70%の時約27% 動力低減
自動省エネモードの省エネ効果

自動省エネモードの運転パターン

- *1
- 「自動省エネモード」では、装置出口の窒素ガス流量を測定し吸着槽切り替え時間を変更しますので、窒素ガスパージなどの窒素ガス使用量が急激に変動する使用条件で省エネルギー運転を行う場合は、装置出口にバッファタンクの設置が必要になります。タンク容量等については別途ご相談ください。
- *2
- 「自動省エネモード」において、省エネルギー運転を行うための窒素ガス発生プロセス変更直後は、窒素ガス純度に変化が生じます。
- *3
- 周囲温度30℃、湿度80%を超える環境下で自動省エネモードを使用中、急激に窒素ガスの使用量が増加した場合、窒素ガス純度が低下することがあります。このような環境下でご使用の場合は、純度優先モードをご使用ください。
- *4
- 周囲温度が35℃を超えた場合は、自動省エネモードを使用中でも、純度維持のため省エネ運転を行いません。
純度優先モード
「純度優先モード」は、窒素ガスの使用量が少ないときに、自動的に窒素ガスの純度を上げるモードです。
NPO-223MNCの例
窒素ガス発生量比率 40%の時約14%、70%の時約9% 動力低減
純度優先モードの省エネ効果

純度優先モードの運転パターン

多彩な最新技術で「つかいやすさ」をさらに向上
高効率の新吸着剤の採用
新吸着剤の採用により同容積の吸着槽で約2倍以上の窒素ガス発生量を実現。(当社従来機比)
小型・省スペース
- NPO-11MNCは窒素ガス発生量が従来機同等以上ですが、
設置面積は約53%低減。
窒素ガス発生量が約2倍のNPO-22MNCにおいても、
約31%の低減。(いずれも従来機NPO-11TX比)

- 圧縮機とエアードライヤーの吸排気口を、左側面吸気・上面排気に集約。
ダクト施工が容易です。

空気供給ユニットはオイルフリースクロール圧縮機を複数台搭載
空気供給ユニットは複数台のオイルフリースクロール圧縮機をマルチ制御。省エネ以外にも、「マルチ」ならではの頼もしい特長。
ガス供給停止回避
空気供給ユニット内に圧縮機を複数台搭載していますので、1台の圧縮機が故障した際もN2パックは運転を継続します。お客さまにて稼動設備を低減するなどして、窒素ガス発生量を低減していただくことで、窒素ガス純度を仕様値内で維持することが可能*です。
- *
- 窒素ガス発生量が低減されない場合、濃度警報を出し窒素ガスの供給を停止します。本運転は応急運転となりますので、圧縮機の故障が発生した際はサービスステーションへご連絡いただき、点検・整備・修理を行ってください。取り出し圧力については、仕様値を維持できません。また、本運転中は「自動省エネモード」を選択中でも、窒素ガス純度維持のため省エネ運転を行いません。圧縮機が2台以上故障した場合は、窒素ガス純度の維持も困難となりますので、自動で運転を停止します。
さらに便利な装備を追加
空気供給ユニット専用ディスプレイ
空気供給ユニット側に専用ディスプレイを搭載し、機器の運転状況や異常・警報についてより細やかな状態表示を可能としました。

各種外部入出力信号用端子
各種外部入出力信号用端子を標準装備し、遠隔からの操作はもちろん、各種異常・警報出力も充実しました。
入力 |
- 遠方切替
- 遠方運転
- 外部入力(純度優先モード有効)
|
出力 |
- 運転アンサー
- 窒素ガス吐出
- 圧縮機異常*1
- PSA異常*2
- 総合警報*3
- 濃度警報
|

- *1
- 空気供給ユニット総合異常、ドライヤー異常、逆相検知発生時に出力
- *2
- ドレン水検出時に出力
- *3
- 圧力警報、周囲温度高警報、吸着ユニット側圧力センサ故障発生時、および空気供給ユニット総合異常時で装置運転継続可能な場合(圧縮機1台故障時)に出力
ドレン水検出器

ドレン水検出器
ドレン水検出器を標準装備し、ドレン水混入による吸着剤トラブルを未然に防止します。