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Hitachi

株式会社 日立産機システム開閉器・遮断器・高圧機器

OCRチェッカー (ANU-1形)

過電流引外し装置の長限時、短限時、瞬時引外し、地絡引外し、プレトリップアラームの機能チェックをフィールドで簡単に行うことができます。

定格・仕様

定格電圧 AC100・110V 50/60Hz
または DC1.5V単3アルカリ乾電池4本
消費電力 7VA
外形寸法 W101×H195×D44 (mm)
質量 400g

OCRチェッカー (ANU-1形) 写真

開閉回数計

遮断器の開閉(ON・OFF)を1回として、その回数を機械的に5桁で表示します。
保守・点検の目安用としてのご使用をおすすめします。

開閉回数計 写真

補助スイッチ

遮断器「ON」、「OFF」状態を電気的に表示するスイッチです。端子構造はねじ端子です。
引出形の場合、補助スイッチは、接続位置と試験位置で動作します。
スイッチは、c接点構成で一般用と微少負荷用を用意しております。

形式 一般用 微少負荷用
AXR-004* 4c
AXR-007 7c
AXR-304 4c 3c
AXR-010 10c
AXR-307 7c 3c
*
補助スイッチ4cが標準装備です。

補助スイッチの定格

種類 一般用 微少負荷用
電圧 抵抗
負荷
(A)
誘導負荷 (A)
(AC cosφ=0.3以上)
(DC L/R=0.01以下)
抵抗
負荷
(A)
誘導負荷 (A)
(AC cosφ=0.6以上)
(DC L/R=0.007以下)
最小
適用負荷
AC100-250V 5 5 0.1 0.1 DC5V
1mA
AC251-500V 5 5
DC30V 1 1 0.1 0.1
DC125-250V 1 1
*
b接点を使用するとき、遮断器の開閉時の振動でのチャタリングは20ms以下です。適用回路にご注意ください。
*
1個のスイッチの接点間に異電源をかけないでください。

リフティングプレート

引出形遮断器の本体のみを吊り下げて運搬する時に使用します。着脱式です。

リフティングプレート 写真

ON・OFF押ボタンカバー (標準装備)

ON・OFF押ボタンカバー 写真

不用意な手動操作(ON・OFF)を防止するための押ボタンカバーです。パッドロックできます。
南京錠(シャックル径φ6)はご用意ください。南京錠は3個の取付けが可能です。

制御回路端子台カバー

補助スイッチ、位置スイッチ、制御回路用の端子台をカバーし安全性を高めます。

制御回路端子台カバー 写真

ドアフランジ

配電盤の表面パネルカット面を覆う化粧板としてご使用ください。ラフなパネルカットですみます。
標準品の保護等級はIP20です。オプションのガスケットを使用すればIP31の保護が可能です。

  • * ドア・インターロック及びIPカバーとの併用はできません。

ドアフランジ 写真

ドアフランジ 寸法

*
IP20(標準)の場合は6ヵ所で、IP31(ガスケット付)の場合は10ヵ所でねじ止めしてください。

OFFバッドロック

遮断器をOFF状態でロックするために使用します。シャックル径φ6の南京錠が最大3個まで使用できます。ON-OFFインジケータがOFFを示す時のみバッドロック可能です。 遮断器がOFF位置でロックされているときは手動や遠隔からの電気的な投入はできませんが、投入スプリングのチャージは手動でも電動でも可能です。

  • * キーロックやキーインターロック付の場合、OFFバッドロック機能は適用できません。

極間バリヤ

主回路端子の極間及び電源側、負荷側の間に取付、異物などによる短絡に対し、信頼性を向上します。
引出形遮断器の垂直端子と水平端子の場合に適用できます。

極間バリヤ 写真

アーシングデバイス

電気機器において感電に対する保護は、保全作業が行われている時など特に重要な項目です。これを満足させるためには、通常使用の遮断器を使用してシステムをアースするのが安全且つ経済的な方法です。 新AS形のアーシングデバイスは、接地端子と接地用主コンタクタと短絡バーに分かれています。接地端子は、向上で遮断器引出枠に取り付けて出荷されます。接地用主コンタクトと短絡バーはお客様により標準の遮断器本体に取り付けていただきます。 これにより、通常使用の遮断器は、アーシングデバイスとして使用できるようになります。遮断器がアーシングデバイスに変換されると、電気的引外し装置は自動的にロックされ動作しなくなります。また、遮断器をアーシングデバイスとして使用する時は、手動操作も防ぐためにON-OFF押ボタンカバーを使ってバットロックしてください。

  • * 不足電圧引外し機能付の遮断器はアーシングデバイスに適用できません。

IPカバー

IPカバー 写真

IEC60529規定のIP55を保証します。遮断器本体が断路位置まで移動してもIPカバーは取り付け可能です。

IPカバー 寸法

キーロック

キーロック 写真

遮断器をONまたはOFFの状態にロックし、キー(シリンダー錠が標準)がなければ操作できないようにする装置です。

遮断器をONにできない「ロックインOFF」形と
OFFにできない「ロックインON」形があります。

キーインターロック

「ロックインOFF」形のキーロックが付属された遮断器どうしをインターロックする装置です。
「ロックインOFF」形の機能は次の通りです。

  • 遮断器をONにするためには、キーを操作してロックを解除しなければなりません。
  • キーを抜き取るためには、遮断器をOFFにしなければなりません。

「ロックインOFF」形の機能を利用し、遮断器の台数よりも、キーの数を少なくすることで、確実で安全性の高いインターロックシステムが構成できます。
また、同じキーを使用して遮断器と遮断器以外の装置(たとえば配電盤扉など)とのインターロックも構成できます。

ロックは、

  • シリンダーロック、または、
  • カステルキーロックが適用できます。
    カステルキーロックはカステルロック社製のLOCK TYPE FS2(操作角度:90° CLOCKWISE MOVEMENT TO TRAP KEY)をご用意ください。
    機構のみとりつけて納入します。

電源並列給電防止インターロック例

【遮断器3はONできません】

キーインターロック 図

【遮断器2はONできません】

キーインターロック 図

【遮断器1はONできません】

キーインターロック 図

機械的インターロック

2台または、3台の遮断器どうしを確実にインターロックする装置です。
2台のうち1台、3台のうち2台の遮断器が投入でき、系統の並列運転を防止することができます。
機械的インターロックには、横置方式(固定形、引出形)と縦積方式(引出形のみ)があり、汎用形・高性能形遮断器で、全ての組合せができます。
電気的インターロックと併用することでより確実で安全性の高いインターロックシステムが構成できます。

横置方式

横置方式 図

下記の表は、左側ACB(A)と右側ACB(B)間、または左側ACB(B)と右側ACB(C)間の標準ピッチです。必要ピッチを表より選定してください。

単位:mm

遮断器間ピッチ (PC間ピッチ)
右側ACB
左側ACB
AS208〜AS220
AS212H〜AS220H
AS325〜AS332
AS316H〜AS332H
AS440
3P、4P 3P、4P 3P、4P
AS208〜AS220
AS212H〜AS220H
3P 600、700 600、700、800 600、700 
4P 600、700、800 700、800、900 600、700、800
AS325〜AS332
AS316H〜AS332H
3P 600、700、800 700、800、900 600、700、800
4P 700、800、900 800、900、1000 700、800、900
AS440 3P 800、900、1000 900、1000、1100 800、900、1000
4P 1000、1100、1200 1000、1100、1200 1000、1100、1200

縦積方式

縦積方式(ロッド式) 図

Min 550mm は当社標準ピッチ寸法です。
上記以外の寸法(Max 1200mm)も製作可能です。
3台のインターロックに関しては、詳細をお問い合わせください。