高調波抑制と省エネ
高調波抑制ユニットを使用した場合、高調波抑制対策ガイドラインの電源回路は、換算係数K5=0として扱います。
インバータだけでは入力電流にピーク電流が発生してしまう問題点を、入力電流を正弦波状に改善し高調波の発生を抑制します。また、力率1で制御することで力率改善にも役立ち、電源設備の小型化が図れます。
複数台のインバータを並列接続して、共通コンバータ化が図れます。個別に回生制動ユニットが不要となり、一括で高調波抑制ができるため、省スペース、コストの低減が可能です。
制動抵抗器を使用する場合は、モータからの回生エネルギーは熱エネルギーとして消費されます。HS910を利用するシステムは回生エネルギーを電源に帰還して再利用することで、省エネになります。定格100%で連続回生が可能で、急減速、頻繁な加減速のあるシステムにも対応できます。