ピンポイント増圧で、省エネを実現
増圧専用コンプレッサー
写真左から POB-0.4G、POB-1.5G
省エネ効果を期待して導入したコンプレッサーや増圧装置。効果が実感しにくい上に、エネルギーを大きくロスしているかもしれません。そこで日立から、高効率・低消費電力の「増圧ベビコン」をご提案します。
いいえ、気のせいではありません。
増圧装置はその機構上、圧縮空気を駆動源としていますので、その約半分を大気開放、つまり、排気しているのです。
そのエネルギー効率は35〜50%と大きくロスしています。
そこで比較的手頃な設備投資で省エネが図れると聞いて増圧装置を採用してみましたが・・・
この工場では37kWのスクリューコンプレッサー(吐出空気量6m3/min)を年間6,000 時間稼動し、電力単価は1kWh=19円でした。コンプレッサーの運転圧力を0.5MPa としたので、200L/min、0.7MPa の圧縮空気が必要な設備は増圧装置で部分昇圧しました。
スクリューコンプレッサーの圧縮空気の原単位を2.17\/m3*1とすると・・・
この条件に適した標準的な増圧装置で1台当り約200L/min昇圧できますが、増圧装置の機構上、約340L/minの空気を吸い込んで、吸込み空気量の40%の約140L/minをパージ(排気)しています。その排気している約140L/min(0.14m3/min)を原単位で換算すると…
この条件に適した増圧ベビコンであるPOB-0.4Gの1台当りの消費電力は約0.4kW
省エネ効果 | 年間約6万4千円分 |
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CO2削減量*2 | 年間約1.4t、容積換算で約740m3 |
上記は1台の導入効果です。10台導入すれば効果は10倍になります。