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Hitachi

株式会社 日立産機システムポンプ

製薬会社 B社(製造部)

製薬会社B社工場ライン

人の手によるポンプの面倒な切り替え作業。
相互通信機能が内蔵された製品により、管理面の課題が解消

B社では、製造ラインの関係から24時間365日の工場設備稼働が必要であり、大型水冷式空気圧縮機2台を使用。その冷却のために2台のポンプを使って交互に運転し、クーリングタワーの冷却水を循環させている。

課題

管理方法が煩雑なポンプの運転。その上、ミスも発生してモータを焼損・・・

製薬会社B社では、大型空気圧縮機の冷却のために2台のポンプを使って交互運転をしていました。多品種生産に対応するため1日中ラインを稼働している関係から、管理には細心の注意を払っており、担当エンジニアは気が休む暇もありませんでした。その上、ポンプの切り替え作業もこのエンジニアが行っていたのでした。
製造部のN氏は、この管理状況に不安を感じていました。
「以前、ポンプ切り替え作業を怠り、ポンプの羽根車がロックしてしまい、モータが焼損したことがありました。2台のポンプの圧力を一定に保つための作業や管理方法がとても面倒なので、人的なミスを防ぐにはどうすればいいのか、いつも頭を悩ませていました」(N氏)

リプレイスに期待するも、ポンプが屋上に行ってしまうことに・・・

しばらくして、老朽化した圧縮機のリプレイス計画が持ち上がりました。しかし今のライン位置を変えずにリプレイスしようとすると、スペースの関係から制御盤とポンプを圧縮機の近くに置くことができないことがわかりました。今のところライン位置の変更は難しいことから、屋上にポンプを設置せざるを得ず、頻繁に点検するのが難しくなるうえに、制御盤を屋外に置くことでイニシャルコストも高くなってしまいます。この数々の難題に、N氏は頭を抱えるしかありませんでした。

課題のポイント

  • ポンプの切り替え作業が面倒で、以前ミスでモータを焼損したことがある

  • 2台あるポンプの圧力を制御するにも時間と手間がかかっていた

  • 圧縮機をリプレイスすることになったが、スペースの関係から屋上にポンプを設置せざるをえず、屋外に制御盤を置くとイニシャルコストが高くなる

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