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Hitachi

株式会社 日立産機システムインバータ

金属部品加工メーカ B社(生産技術部)

金属部品加工メーカB社工場ライン

工場内にたくさんある、モータの周辺機器の見直し命令。
複雑化していた作業や運用管理の問題を、たった一つの製品で解決

モータを使用する機器が多いことから、作業効率と省エネ、2つの側面から改善の見直しを行う指示が出た

課題

作業を複雑化していた、機器によってすべて異なる制御機器やプログラム

モータを使用している生産ライン機器を早急に見直して、改善点をあげるように上層部から指示を受けた、生産技術部のK氏。モータが関係する機器が特に多いことから、作業の効率化と、省エネの2つの面で改善することがB社全体の命題となっていました。
しかし、見直しの途中でK氏は「ある課題」に突き当たりました。
「当社で使っている機器類は、モータや装置の種類によって、それぞれ制御機器やプログラムが異なっていて、見直し作業はとても煩雑になってしまいました」(K氏)
各工程に設置されている上位装置の操作や設定にも、専門性が求められるのが実情でした。複雑な運用のため、K氏はどこから改善に手をつけるべきか、途方に暮れてしまいました。

操作ができるのは専門のエンジニアのみ。複雑な運用管理が課題

もう一つは、作業者の問題でした。これら機器のプログラミングなど専門性の高い作業がこなせるのは一部の専門エンジニアのため、作業効率を向上させるためには、操作性や運用方法を見直す必要がありました。
「実は、最新の磁石(PM)モータを採用することが決まっています。最新の機器となれば、操作できる作業員が限られることになり、このルーチンからは抜け出せません。どうすれば効率化できるのかは、とても難しい課題でした」(K氏)
ベテランの作業員も含め、人手が全面的に不足している状況に、K氏はより操作性が高い製品を探してみることにしました。

課題のポイント

  • 装置の種類によって制御機器やプログラムが異なるため、作業が煩雑化してしまう

  • 上位装置の操作/設定には専門性が要求されるため、運用管理が複雑になっていた

  • プログラミングができるのは、専門のエンジニアのため作業が集中してしまう

  • ベテランの作業員も含め人手が全面的に不足しており、対応に時間がかかっていた

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