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Hitachi

株式会社 日立産機システム空気圧縮機・関連機器

コンプレッサーの状態をいつでもどこでも管理 FitLive

オイルフリー 無給油式

省エネ性能と充実のIT機能で生産現場を支える先進コンプレッサー誕生!
日立はNEXTⅢ seriesへとDSPを進化させました。

2段DSPシリーズ 132-240kW Class 写真

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以下の仕様表は、クリックすると新規ウィンドウで表示されます。
 

2段DSPシリーズ 160/240kW Class 写真

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高性能スクリュー圧縮機のエアエンド構造(共通仕様)

ステンレスファインローター

高精度の歯面研削で加工されたローターの素材には、耐食性と耐久性に優れた特殊ステンレス鋼を採用。さらに内部の漏れを少なくするため、運転中の熱膨張を考慮した鏡面加工を施し最適な隙間を確保しています。

高性能ロータープロファイル

単段機で300℃以上、二段機でも200℃以上になる吐出し温度にさらされるローターは大きく熱膨張します。
この熱膨張をあらかじめ見込んで運転中に最適な隙間が確保できるように、日立独自の3次元補正技術が適用されています。

高性能固体潤滑被膜

特許05416072号

また、ローターには金属間での隙間をさらに縮小し、性能向上を図るために固体潤滑被膜を塗装してあります。この固体潤滑被膜は、300℃を超える過酷な環境でも十分な性能を有するもので、日立独自の技術が適用されています。

エアエンド
エアエンド

油漏れを防ぐシャフト・シール

日立がオイルフリースクリュー圧縮機用に設計したビスコシールは、内部の渦巻き溝で油を積極的におしもどします。エアシールとビスコシールの組み合わせで圧縮室への油の浸入を防ぎます。

ベアリング、タイミングギヤ

ベアリングには専用のボールベアリングとローラーベアリング、潤滑にジェット給油を採用。また、精密に仕上げられたタイミングギヤはローターの最適な隙間を確保しています。

ボールベアリング、ローラーベアリング

一定圧力制御により、必要な空気量を必要な圧力で供給

Vタイプ

圧力変動幅±0.01MPa以下の高精度な一定圧力制御ができますので、使用機械に必要な最適圧力の空気を効率よく供給できます。さらに設定圧力は0.01MPa刻みに設定でき大幅な省エネが図れます。

一定圧力制御により、必要な空気量を必要な圧力で供給

可変速+独自の中間段放気制御により省エネを実現

Vタイプ

独自のアンローダレス、中間段放気構造によるアンロード時の動力低減と信頼性の確保

関東地方発明表彰「静岡県発明協会会長賞」受賞

アンロード時(無負荷時)に、高圧段放気を行うのに加え、中間段からも放気させることで、アンロード時の動力低減と安定した軸封信頼性を確保しています。
また、アンローダレスのため、アンローダ(吸込み絞り弁)のメンテナンスが不要となります。

ピークカット機能 標準装備

Vタイプ

ピークカット機能をONにすることで、圧縮機の最高回転数が設定値以下となり、圧縮機の消費電力を低く抑えることが可能です。

ピークカット機能 標準装備

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ピークカット機能では強制的にモータの最大周波数を下げるため、圧縮機の吐出空気量も定格仕様より低下しますので、ご使用時はご注意ください。

ハイプレクーラーシステム

ハイプレクーラーシステムにより、高温となるアフタークーラーの入気温度を低減し、二段階冷却構造を採用することで信頼性を向上。
空冷機においても1.0MPa仕様を実現しています。

高温化での信頼性確保 <全機種仕様温度45℃(50℃まで運転可能)>

圧縮機内部温度上昇を最小限に保つ新型ユニット構造により、NEXT seriesから周囲温度45℃での連続運転とロングメンテナンスサイクルを両立しました。
NEXTⅢ seriesでは50℃でも異常停止しない運転が可能です。

高温化での信頼性確保

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NEXTⅢ seriesは周囲温度が45℃を超えると周囲温度警報を表示します。
45℃を超えて長時間運転を行った場合、潤滑油や電気部品などの寿命が短くなります。

IPC制御(末端圧力予測制御)

特許4425768号他

使用空気量に応じて末端までの圧力を予測し、低負荷時の圧縮機出口の圧力を低下させることで省エネ運転を行います。

末端圧力予測制御(IPC)効果例

試算例

  • 圧縮機:DSP-160VWN3
  • 制御圧力設定:0.70MPa
  • 全負荷時末端圧力:0.55MPa
  • 全負荷時配管圧力損失:0.15MPa

圧力変化グラフ(理論値)

IPC-OFF時

・圧縮機出口を0.70MPaに制御

IPC-OFF時

IPC-ON時

・末端圧力を0.55MPaに制御

IPC-ON時

 

 

IPC-OFF IPC-ON

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予測制御のため末端圧力は使用条件により変動します。

充実のIT通信機能

USBメモリー対応

運転データのUSB保存機能により、CSVデータ形式での外部取り出しが可能。省エネ運転の検討に活用できます。

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USBメモリー(5.5cm以下装着可能)はお客さまにてご用意ください
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1日の運転データで約400kBが目安です
 

Bluetooth®経由Webサーバ機能

タブレット端末のWeb画面を使い、圧縮機の運転状況の確認や設定確認・変更が可能。これまでにない操作環境が実現できます。

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Bluetooth®のUSBドングルはお客さまにてご用意ください
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設定変更は一部の項目を対応
 

Modbus®通信対応

オープンネットワークのシリアル通信Modbus®/RTUを標準サポート。お客さまが利用している上位監視システムへの接続が容易です。

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Modbus®/TCPはオプションでサポート
 

USBメモリー(データ取り出し)【標準】圧力/温度/電流/来歴/時間
USBメモリー(データ取り出し)【標準】圧力/温度/電流/来歴/時間

多機能タッチパネル

操作性の大幅な向上

カラー液晶タッチパネルを全モデルに標準装備。設定したい項目を直接タッチし、テンキーで入力、操作性を大幅に向上しました。

多彩な運転機能を用意

「スケジュール予約運転」はもちろん、5秒(最大20秒)までの停電に対し再起動が可能な「瞬停再起動」、低負荷時の「自動停止機能」など多彩な運転機能を用意しました。

運転データのロギング機能

圧力や温度、電流、運転時間、警報故障来歴などの運転データを記録し、その場で液晶画面から確認できます。

運転データのロギング機能

主な機能

  • E-MODE
  • 予約運転(ウイークリータイマー)
  • 瞬停再起動機能
  • 交互運転機能(オプション)
  • 台数制御機能(オプション)
  • AUTO運転機能
  • 通信機能
  • Webサーバ機能
  • 運転データ表示、保存
  • 設定保存、読込
  • 定期点検表示
  • 運転データ記憶、グラフ表示
  • 警報故障来歴表示

潤滑油

HITACHI ROTARY COMPRESSOR OIL

DSPシリーズや日立スクリュー圧縮機に共通して使用できる専用純正油です。

HITACHI ROTARY COMPRESSOR OIL

特長

配合添加剤を厳選して環境負荷の少ない油脂としています。
高温酸化安定性とオイルミストなどの混入によるスラッジの生成を抑制しています。
優れた水分離性能と防錆能力でドレンの排出を容易とし、機器系統内の発錆を防止します。
銅不活性化剤の働きで、銅の影響による油の劣化・変質を防止します。

HITACHI FOOD GRADE ROTARY COMPRESSOR OIL (オプション)

高まる「食の安全」に対する期待にお応えするために開発された潤滑油です。

HITACHI FOOD GRADE ROTARY COMPRESSOR OIL (オプション)

特長

世界的な衛生管理手法HACCP*1に対応しています。
米国FDA*2が規定した安全な材料を使用しています。
米国NSFインターナショナル*3によりH1グレード*4に認証登録されています。
日立スクリュー圧縮機HISCREW、DSPシリーズに共通して使用できる専用油です。

*1
Hazard Analysis Critical Control Point(危害要因分析に基く必須管理点)
*2
Food and Drug Administration(米国食品医薬品局)
*3
National Sanitation Foundation International(国際衛生科学財団)
*4
偶発的に食品に触れる可能性がある個所で使用できる潤滑油、原料は米国食品医薬品法FDA21CFR178.3570で規定されたもののみ使用可
 

省エネルギーのご提案

Vタイプ(可変速機)と一定速機による組み合わせ方法により、さまざまな運転での省電力が可能です。

台数制御を行わずに
圧縮機2〜3台で簡単に
省電力運転をしたい
→ VMコンビシステム
Vタイプと標準型DSPを組み合わせた新しい省エネ運転
台数制御を
さらに省電力運転したい
→ Single-V 台数制御システム
台数制御にVタイプを組み合わせ簡単に省エネ運転
台数制御以上の省電力効果を出し、かつ運転時間も平準化したい → Multi-V 台数制御システム
すべてVタイプとし運転時間平準化で省エネ運転