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Hitachi

株式会社日立産機システムLCMサービス

第4回 空気圧縮機の
配管凍結などにご注意ください!

年末・年始を迎えるこの寒い時期。
冬場に向けて空気圧縮機やその周辺機器に、寒冷期特有の不具合が発生する場合があります。
いくつか事例をご紹介いたします。

凍結による不具合の事例

①配管内のドレン凍結

配管内に残ったドレンが凍結し、圧縮空気の通り道を塞ぎ、お客さまの生産ラインにエアーが供給できなくなったり、空気圧縮機の起動時に逃がし弁が作動する場合があります。
また機器内の配管に滞留したドレンが凍結することによってクーラーの破損やセンサー類の故障を引き起こす場合もあります。

配管内のドレン凍結

②冷凍式エアドライヤーの過冷却

冷凍式エアドライヤーへ冷たい空気が当たり続けることでドライヤー内部凍結による不具合が発生する場合があります。
こういった不具合を未然に防ぐため、凍結防止の対策を行ってください。

凍結による不具合を防ぐために

①各機器の周囲温度

空気圧縮機、冷凍式エアドライヤーの周囲温度は、各機器の仕様範囲内に保つようお願いします。
また凝縮器の排風口は、換気扇などで強制的に排気しないでください。凝縮器が過冷却し、ドライヤー内部が凍結することがあります。

②ドレンの排出

定期的にドレンの排出を行ってください。
空気圧縮機を長期停止させる場合は、配管内の圧力を0MPaまで下げて頂くようお願いします。

③機器内の水抜き

水冷式空気圧縮機の場合、冷却水凍結の可能性がありますので、圧縮機停止時に、機器内の水抜きをお願いします。

エアドライヤーの過冷却

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