工場のエネルギー消費を削減するためには、プラント内の廃熱フローが密接に関連しています。「温水回収システム」は、化石燃料や電気エネルギーを消費する際に発生する「廃熱」を回収・再利用。大気や河川に捨てられていた熱エネルギーを活用することで工場のエネルギー効率を高めます。
2050年のCO2排出量ゼロ(カーボンニュートラル・脱炭素社会)を目指し、工場内のCO2排出量を一緒に見直しませんか? 日立SDS 圧縮機は、SDGsの達成に大きく貢献します。
「温水回収システム」で回収した熱エネルギーは、ボイラーの給水予熱やヒーター、シャワー、吸収式冷凍機の熱源など工場内の多様なシーンで再利用できます。
(従来の水冷式圧縮機は、圧縮熱をクーリングタワーから大気に捨てています)
圧縮機に入力される電気エネルギーは、モータにより運動エネルギーに変換されて、吸入空気を圧縮します。
熱力学第一法則により、圧縮に使われた運動エネルギーは空気の内部エネルギーに変換され、高温の圧縮空気ができます。この高温圧縮空気を使用しやすい温度にするため、空気の内部エネルギーは熱交換器によってクーリングタワーに回収され、従来は冷却塔から大気へ放出されていました。つまり、圧縮機に使用されるほぼ全てのエネルギーは熱エネルギーとして大気に捨てられているのです。