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Hitachi

株式会社日立産機システム

用語解説

つり上げ荷重

ホイスト式クレーンの構造および材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいう。
ホイスト式クレーンにおいては、定格荷重にフックブロック等のつり具の質量を加えたものである。

定格荷重

つり上げ荷重からフックブロックやグラブバケットなどのつり具の質量に相当する荷重をさし引いた荷重をいう。ホイスト式クレーンの定格荷重はフックブロックに表示されている荷重で、フックにつることのできる最大荷重である。

スパン

走行レール中心間の水平距離をいう。

揚程

つり具の垂直移動距離をいう。
上下限は定格荷重、定格速度で運転中、リミットスイッチが作動して自動的に停止させた場合のつり具の位置で測定する。一般に下限リミットスイッチはないが、この場合はロープをドラムに2巻残した位置を下限とする。

ジブ

水平につき出し、荷重をかける腕をいう。

ホイルベース

同一レール上にある車輪の中心間距離をいう。

上がり

揚程の上端から走行レールの車輪踏み面までの垂直距離をいう。

寄り

つり具の横行停止位置と走行レール中心間の水平距離をいう。

アウトリーチ

つり具の最外端位置と走行レール中心間の水平距離をいう。

オーバーハング

サスペンション形において横行レール(クレーンガーダ)端と走行レール中心間の水平距離をいう。

H寸法

揚程の上端から横行レール(クレーンガーダ)の車輪踏み面までの垂直距離をいう。

最大旋回半径

旋回半径中の最大値をいう。

最小旋回半径

旋回半径中の最小値をいう。

インチング

操作開閉器を断続的に開閉して、つり荷を移動させることをいう。

玉掛け

ワイヤーロープやチェーン、その他の道具を用いてクレーンのつり具に荷を取りつけ、取りはずす作業をいう。

稼働率

稼働率はクレーンの稼動状態を示す目安とするもので1日の始動回数および負荷時間率から定める。

稼働率 中(標準)
負荷時間率(%) 25を超えるもの 25〜10 10未満
始動回数/日 1500を超えるもの 1500〜400 400未満

負荷稼動率算出式

クレーンの用語説明図

クレーンの用語説明図1 クレーンの用語説明図2

クレーンの用語説明図3

クレーンの用語説明図4

クレーンの用語説明図5