装置メーカ V社(技術部)
日立産機システムのコンプレッサーHISCREW Gシリーズなら、周囲温度45℃までは100%で稼働。それ以上の温度になると吐出し空気量を調整
マルチドロップ接続による台数制御運転なら、機器の配線だけで切り替え運転が可能。コンプレッサーのエアー供給停止リスクを低減
本体の高性能化と永久磁石モータによる高効率化により、従来機と比べてエネルギー効率が改善し、省エネ、低コスト化が可能に
半年使用して、月あたり15%の省エネと、約30万円のコストダウンに成功
相談を受けた日立産機システムの担当者は、早々に給油式空気圧縮機「HISCREW Gシリーズ」の提案をまとめて、S氏をはじめ関係者向けに説明を行いました。
「相談して、本当に良かったです。提案してもらったGシリーズにはヒートセーフティーモードというのがあり、周囲温度45℃までは100%で稼働します。それ以上の温度になると吐出し空気量を調整して、50℃までは停止せず安定的な空気供給を実現してくれるのです。これなら、コンプレッサー室を冷やす必要もありません」(S氏)
さらに、このGシリーズを2機導入して、マルチドロップ接続による台数制御運転の提案も受けます。この機能は、機器の配線だけで有事の際は切り替え運転が可能となるもので、停止のリスクを大幅に低減できるメリットがありました。 一方、性能面では、圧縮機本体の高性能化と永久磁石モータの高効率化により、従来機と比べてエネルギー効率が改善し、省エネ、低コスト化が可能でした。
すべての課題が、一気に解決できると安堵したS氏は、この提案を上層部も交えてすぐに協議します。その結果、満場一致でHISCREW Gシリーズの入れ替え導入が決定しました。半年使用したところで効果を計算してみたところ、月あたり15%の省エネと、約30万円のコストダウンに成功していました。
現在は、将来的な安心・安定稼働を実現するために、常時、稼働状態をクラウドで監視するサービス「FitLive®」の採用に向けて、プロジェクトを進行しています。