空気圧縮機・関連機器

インバータ高圧エアーパンチ
PA2000VHB
製品開発秘話

インバータ高圧エアーパンチ PA2000VHB 製品開発秘話

大工さんの声を形にしました

クラス最軽量・Bluetooth機能搭載・低騒音モードなど多彩な機能をもつ、インバータ高圧エアーパンチ PA2000VHB。
現場ではどのようなエアーコンプレッサーが求められているのか、実際に現場でエアーコンプレッサーを使用している大工さんの声をお聞かせいただき、お客さまのニーズにお応えする本製品の開発が始まりました。

コンセプトは、軽量、長寿命、低騒音

実際の調査より、

  • 持ち運びは毎日のことなので、軽量・コンパクト。特に片手持ちは必須
  • 安心して長く使える
  • 夜間や改装作業では騒音にかなり気を使っており、低騒音であること

上記3つの要望が多く聞かれ、軽量・長寿命・低騒音を改善をメインに開発が始まりました。

モータ仕様変更

部材別の質量調整:製品全体の質量を分析し、各部材の質量比率を評価。
質量が大きい部材を特定し、軽量な素材への変更や設計見直しを行いました。

ロッキングピストン機構採用

ロッキングピストン機構を採用し、消耗部品の点数を削減。
従来よりも小型軽量になり、構造の強度UPで本体寿命の長寿化に成功しました。

取っ手の構造変更

取っ手の構造の見直しに精緻な強度計算を行い、変更しました。
重量は60%まで軽量化し、強度も130%に大幅UP。以前より持ちやすいよう持ち手の位置も工夫しました。

遠隔操作(Bluetooth)対応

課題

保護装置でエアーパンチが止まってしまったとき再起動のために高所から降りるのが大変。
リモートコントロールで解消したい。

解決

スマートフォンと接続できるようにBluetooth機能を搭載。
専用アプリをダウンロードすることでスマホをコントローラーにし、離れた場所からも操作でき、便利になりました。

技術力を下支えする日立のコンプレッサーの歴史

日立は国産初のエアーコンプレッサーを製造したメーカーです

1911年に日立は初めて日本製のエアーコンプレッサーを製造し、1982年には世界初の単段オイルフリースクリューエアーコンプレッサーを発表しました。そして、日本の主要なエアーコンプレッサーメーカーのひとつとして、常に製品と技術の革新を追求してきました。
産業機械として長年活躍しているベビコンの新型機種でも、エアーパンチのロッキングピストン機構のノウハウが活かされ、昨今の使用環境の高熱化にも対応できる耐久性につながっています。

エアーパンチの歴史

1988年、従来の釘打ち機用圧縮機の概念を、根底から覆したエアーパンチPA600。アタッシュケースのような筐体、合理的な部品構成による飛躍的な軽量化、全てに新しい本機は翌年のグッドデザイン製品となった。1997年、高圧時代の幕開けに伴い、エアーパンチPA1300Hが登場。ツインタンクに水平対向型2気筒圧縮機をマウントする構造は、今もなお最新型にも採用される完成度の高い構造を誇っている。 1988年、従来の釘打ち機用圧縮機の概念を、根底から覆したエアーパンチPA600。アタッシュケースのような筐体、合理的な部品構成による飛躍的な軽量化、全てに新しい本機は翌年のグッドデザイン製品となった。1997年、高圧時代の幕開けに伴い、エアーパンチPA1300Hが登場。ツインタンクに水平対向型2気筒圧縮機をマウントする構造は、今もなお最新型にも採用される完成度の高い構造を誇っている。

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