
vol.7
秋の夜長に、建物の電気はどうなる?
暑かった夏の記憶も薄れ、早めに帰宅した後は飲み物を片手に好きな小説でも読みたくなるこのごろ。
静かな夜が味わい深くなる季節がやってきました。
工場や商業施設の夜も、昼間の喧噪は嘘のようにひっそり。フロアには人がほとんどおらず電気機器はあまり動いていないわけですが、それでもわずかながら電気は消費され続けます。
注目したいのは電気室にある変圧器。スイッチオフにするわけにはいかないので、一般的に待機電力と言われる無負荷損が発生し続け電気ロスとなります。塵も積もれば山となる。古い変圧器や性能の良くない変圧器だと、年間ではバカにならない電気代です。
実は、変電設備の設計者は変圧器を選ぶ時に、容量や電圧などの基本的な要因のほかに、稼働している時間と稼働していない時間の長さ、負荷率も考慮します。
例えば、ビルなどの商業施設は、夏のエアコン使用時などのピーク負荷に較べると、普段の負荷は概して低いため、年間平均の等価負荷率は低めです。特に夜間は電気の使用が極端に減り、変圧器の無負荷損(待機電力)が問題になるというわけです。
日立産機システムのSuperアモルファスZeroは、無負荷損の削減で特に効果を発揮する超高効率の変圧器。
つまり、昼間の節電だけでなく、あまり知られていない夜の節電で活躍する最先端の製品です。
古くなった変圧器をこれに変えれば、コストに敏感な経営者の方も、
安心してゆったりした夜を過ごせるかもしれません。