食品メーカ G社(生産技術部)
* 写真はイメージです
FitLive(IoT対応設備・装置の遠隔監視サービス)を活用することで、解決の糸口が見えてきた
端末で装置状況が確認でき、トラブル時にはメール通報される
FitLive対応機器であれば、一つの画面で一括管理することが可能
F氏は、製品のラベル印刷のために導入していたIJP(インクジェットプリンター)のメーカである日立産機システムの担当者に、この課題について相談してみました。
すると、同社が展開しているFitLive(IoT対応設備・装置の遠隔監視サービス)を中心としたIoT化とメンテナンスパックを紹介されました。
「FitLiveは遠隔で機器を監視できるサービスでした。常時リアルタイムに各装置の稼働状況を把握してくれて、Web接続された端末であれば装置の状態を確認でき、トラブル発生時には即時にメールなどで通報してくれるサービスでした」(F氏)
日立産機システム製のコンプレッサーや窒素ガス発生装置(N2パック)は、すでにこのFitLiveに対応しており、一つの画面で一括管理することもできました。
実際にFitLiveのデモを上層部にも見てもらい、工場のIoT化に向けてピッタリな提案内容だったことが決め手となり、G社は更新機器として日立産機システムのコンプレッサーとN2パックの導入を決定しました。
稼働後の状況についてF氏は、
「FitLiveで把握した装置状況や運転時間からメンテナンス計画を立てられるようになり、トラブル対応にも余裕が持てるようになりました。また、トラブル時にも装置の稼働履歴から問題箇所や原因に対し適切な情報を得られるようになり、トラブル対応が迅速化しました」と語りました。
同工場では、今後IJPなどの他の装置の更新時にはFitLive対応製品を優先的に検討する予定です。
またG社本社でも、この工場の成果に注目しています。特にFitLiveでは、全国の工場に導入された対応装置の状況を一括管理できるため、G社ではFitLiveの全国展開を検討しています。