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Hitachi

株式会社 日立産機システム窒素ガス発生装置(N2パック)

食品メーカ G社(生産技術部)

食品メーカ G社

IoT技術を取り入れて設備装置の管理・維持を改善したい…
常時遠隔監視でトラブル対応を迅速化できた決め手とは?

* 写真はイメージです

全国に工場を展開する洋菓子メーカのG社。自社が保有する、老朽化した多数の設備・装置の管理や運用面で頭を悩ませていた。一方で、上層部からは工場のIoT化を推進するよう指示が出ており、この2つの課題を早急に解決しなければならなかった。

課題

機器の老朽化でトラブル頻発。しかしIoT導入の手がかりが、なかなか見えない…

担当する生産技術部を悩ませていたのは、老朽化した設備・装置類がこのところトラブルを頻発して、生産計画にも大きく影響していたことでした。

IoT化の推進プロジェクトメンバーのF氏は、当時の様子を次のように語ります。
「装置にトラブルが発生するとアラートが発信されます。そうなるとメンテナンス要員が急行し、まずトラブルの箇所と原因を突き止めなければなりません。ところが時間外のトラブルの場合に、アラートに気が付くのが遅れ、要員の急行や修理が遅れてしまうことが、このところとても増えていますね」

また装置メーカからは、製造してから時間が経過したこともあり、トラブル対応のための適切な情報が得にくくなり、原因究明や修理に時間がかかることが多くなっていました。

そこでF氏たち生産技術部は、IoT技術を導入して設備・装置の状態を把握する、一括管理を検討することになりました。
「しかし、私たちが希望するようなIoTに取り組んでいるメーカは、なかなか見当たりません。まずは更新予定のコンプレッサーと窒素ガス発生装置に適用したいと考えていたのですが、既存装置メーカに相談しても、IoT対応について前向きな回答は得られず、我々としてもどうすることもできませんでした」(F氏)

課題のポイント

  • 設備・装置類が老朽化しトラブルが頻発するようになり、生産計画にも影響があった

  • 時間外のアラートに気付くのが遅れ、対応が遅れることがあった

  • 装置メーカから適切な情報が得にくくなり、トラブル対応に時間がかかることが多くなっていた

  • IoTによる装置の一括管理を検討したが、メーカの前向きな対応が得られなかった

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