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Hitachi

株式会社 日立産機システム配電監視システム

インタフェースユニット / リピータ

インタフェースユニット

上位装置(パソコン)シリアルポートからのRS-232C信号をRS-485信号に変換するための信号変換器です。

  • パソコンのシリアルポートを使用する場合に必要です。
  • シリアルケーブル(ストレート、5m)を付属しています。
  • パソコンのLANポートを使用する場合は本ユニットの代わりに別途通信変換器(LAN⇔RS-485)が必要です。

リピータ

以下の場合に使用するRS-485信号増幅器です。

  • 計測ユニット接続台数が31台を超える場合
    リピータ3台まで使用可能で、最大接続台数121台
  • RS-485配線長が1.2kmを超える場合
    リピータ3台まで使用可能で、最大配線長4.8km
  • RS-485の分岐配線を行う場合
  • RS-485の信号増幅を行う場合
  • 通信変換器(UDS1100)を使用する場合
  • ロガーユニット(TUP-H)への接続台数が5台以上の場合

その他、信号増幅を必要とする場合に使用ください。

通信と環境
品名 インタフェースユニット リピータ
形式 DE-IF2 DE-R2
外観 DE-IF2の外観 DE-R2の外観
通信 インタフェース 上位RS-232C/下位RS-485 RS-485(上位/下位)
プロトコル H-NETのみ
伝送 台数 ユニット31台
距離 1,200m
接続部 上位 コネクタ(RS-232C) M3.5ネジ(RS-485)
下位 M3.5ネジ(RS-485)

設置仕様

設置仕様
ユニット
電源
定格 AC100/110V、200/220V(50/60HZ) / DC110V 共用
消費V A 7VA以下
外形寸法 幅84mm×高さ151mm×奥行33.7mm
質量 0.5kg
端子ネジサイズ M3.5
取付方法 ネジ取付(M4)
設置形状 盤内設置
付属品 シリアルケーブル(ストレート、5m) -

端子配列・接続図

DE-IF2

DE-IF2の端子配列・接続図

DE-R2

DE-R2の端子配列・接続図

通信仕様

RS-485

RS-485マーク RS-485マークのユニットが対象です。

Modbus®/RTU対応

Modbus®マーク Modbus®マークのユニットが対象です。

従来のH-NETシステムに採用の際はH-NET通信、オープンネットワーク対応の際はModbus®/RTU通信と、同一ユニットで切り替えが可能です。
Modbus®/RTU通信はお客さまにて上位ソフトウェア対応が必要です。信号変換器(インタフェースユニット)および信号増幅器(リピータ)はお客さまにてご用意ください。

RS-485 通信仕様
プロトコル H-NET Modbus®/RTU
ネットワーク構成 バス形(1:N)
通信インタフェース RS-485 2線式半二重
伝送速度 9.6kbps 9.6、19.2、38.4kbps
伝送方式 調歩同期式 NRZ
絶縁方式 フォトカプラ絶縁
語長(伝送フォーマット) 11ビット
  スタートビット 1ビット
データ長 8ビット
パリティ 偶数 奇数
ストップビット 2ビット 2ビット 1ビット 1ビット
伝送キャラクタ バイナリ
誤り検出 BCC CRC
伝送線 シールド付ツイストペアケーブル、1P *1
伝送距離 1,200m
(リピータ3台使用時 4,800m)
1,200m
(38.4kbpsの場合は500m*2
接続台数 31台(リピータ3台使用時 121台) 31台
*1
必ずシールド付ツイストペアケーブルをご使用ください。他のケーブルの場合ノイズの影響により通信異常が発生することがあります。
*2
伝送距離は参考値です。38.4kbpsの場合は特に実環境での確認が必要です。

LAN

LANマーク LANマークのユニットが対象です。

RS-485 通信仕様
プロトコル TCP/IP
コマンド体系 H-NET/TCP、Modbus®/TCP
伝送速度 AUTO(10Mbps、100Mbps)
コネクション 1コネクション
論理ポート 502、1024 〜 65535(任意に設定)
初期IPアドレス 192.168.0.1
タイムアウト 10 〜 655,350 msec(任意に設定)
伝送線 LANケーブル、カテゴリ5e以上、シールド付(STP)推奨

環境仕様

環境仕様
設置場所 屋内用
使用周囲温度 −10〜50ºC(ただし24時間の平均値は35ºCを超えないこと)
保存周囲温度 −10〜75ºC
使用周囲湿度 20〜90%RH 結露なきこと
保存周囲湿度 10〜90%RH 結露なきこと
耐振動 16.7Hz、複振幅4mm、X、Y、Z方向
耐衝撃 490m/s2、X、Y、Z方向各3回
ノイズ耐量 電源 1500V 1μs(ノイズシミュレータによる)
通信 1000V 1μs(ノイズシミュレータによる)
耐電圧*3 電源、電圧、電流*4、出力リレー端子一括とFG端子間、AC1500V 1分間
絶縁抵抗*3 電源、電圧、電流、出力リレー端子一括とFG端子間、DC500Vメガーにて5MΩ以上
接地 D種接地
使用雰囲気 腐食性ガス(アンモニア、硫化水素、二酸化硫黄、臭素その他)がないこと、
じん埃がないこと
*3
ユニットに対する絶縁抵抗試験および耐圧試験は行わないでください。故障の原因となります。
電路の絶縁抵抗試験および耐圧試験を行う場合は、本ユニットに影響が及ばないように、端子台(配線部)を外して行ってください。
*4
形式末尾に"M"のつく機種、およびDE-4WH2B・8WH4Bは電流端子除外です。

組み合わせ変成器などの仕様範囲

環境仕様
計器用変圧器VT ・ 標準変圧比のもの(容量50VA以上)
・二次定格電圧:AC110V(三相4線の場合はAC110/√3 V)
変流器CT ・標準変流比のもの(既製品流用可)
・二次定格電流:AC5A(10mAは当社製Hシリーズ限定)
零相変流器ZCT 電源監視ユニット組み合わせ用:(当社形式) ZR-30B〜120、Z-400B〜2000B
(上記以外のZCTでは漏れ電流を正しく表示しません。)
測温抵抗体 Pt100 (−20〜200ºC)

ユニットの耐用年数および更新時期

各ユニットには、電源部にアルミ電解コンデンサを使用しています。電解コンデンサの寿命はおおよそ10年(周囲温度24時間平均35℃)です。
寿命は周囲温度により大きく左右されますので、電気室内、盤内の通気など温度管理を適切に行ってください。
ユニットの耐用年数は電解コンデンサの寿命に依存しますので、10年を目安にユニットを更新してください。
耐用年数を過ぎますと計測異常や通信異常が発生する恐れがあります。