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Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

食品製造業L社生産管理部

同業他社で起きたトラブルは、自社でも発生する危険性を秘めていて…全ての印字状況を画像で保存?画期的なオプションシステムで課題が一気に解決へ!

定番の大量生産品から多品種小ロット品まで、さまざまなタイプの食品を複数の工場で製造展開しているL社。食品トレーサビリティへの関心が世界中で高まる中、L社でも強化についての検討が日々行われていた。そんな矢先、同業者でトレーサビリティに関する、ある問題が発生し対応に追われているとの情報を聞き付けた。

課題

日付印字に不具合発生 しかし印字チェッカーによる検査に引っかからない!どうすれば?

同業者が起こしてしまった事態というのは、パッケージの包装紙と個装された商品で賞味期限の日付が違っていたことでした。ところが、日付の印字自体ははっきりとかすれもなく打刻されていたため、彼らが利用していた印字チェッカーではエラー検出されなかったのです。

本件で一番問題なのは、どのロットで、どういう原因で発生したのかをすぐに突き止められず、エラーログなども残っていなかったことです。そのため、異常に気付くのにも、公表や問い合わせの回答にも、時間がかかってしまっていました。

「このような状況は、自社でも発生することは十分に想定できる」と考えたL社の上層部は、すぐに生産管理部のS氏を呼んで、現状の確認と、対策を検討するよう指示しました。
しかし、S氏はすぐに頭を抱えてしまいました。というのも、自社ラインの日付印字検査は印字チェッカーのみで、しかも1分あたり数百個単位の製品が流れるラインもあります。作業員がすべての製品を目でチェックするというのは、とても現実的ではありませんでした。

S氏は少しでも可能性があればと、テストを繰り返しましたが、一週間たっても具体的な解決法を導き出すことはできません。
そこで、印字検査装置のメーカである日立産機システムに相談してみたところ、「今回の問題解決につなげられるのでは」と、ある提案をもらいました。

課題のポイント

  • パッケージと中身で賞味期限の日付が異なるという事態が同業者で発生。印字に問題はなく、印字チェッカーもエラー検知せず、製造担当者も気づかなかった

  • 問題は、いつどのように発生したか原因がすぐに突き止められなかったこと

  • 自社のラインでも、同様の問題が発生する可能性を秘めているが、対策案が打ち出せなかった

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