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Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

食品メーカQ社製造部

人気商品の増産に赤信号!日付印字工程のボトルネックを解消したい!プリンタを増設せず、滞りなく増産対応できる生産効率を実現できたわけ

「お一人さま」需要の拡大で、豆腐や漬物、総菜まで小分けパッケージの食品が、多く販売されている。食品メーカのQ社も、納豆を中心に小分けパックを多数製造しており、多品種小ロットのパック商品のオーダが増えており、生産が追い付かない状況であった。

課題

印字用プリンタの不足と設定の煩雑さで、ライン増設後のリードタイムが延びている

Q社では、人気の納豆の増産に対応するため、製造ラインの増設を検討していましたが、ここで問題が発生しました。ライン数を増やしても、賞味期限などを印字するプリンタの台数が限られているため、この工程がボトルネックとなっていたのです。また、プリンタに各商品のロット番号や賞味期限などの情報を事前に設定しなければならず、場内に分散しているプリンタの設定変更にもかなりの時間がかかってしまうことも予測されました。
そこで、印字用プリンタの増設と設定の自動化を考えてみたのですが、そのためには制御盤や通信機器なども新規導入する必要がありました。そのうえ、改造設置工事も含め多大なコストや時間がかかってしまうことがわかりました。

3個パック製品に関し、包装手順を見直し印字工程の効率を上げようとしたが解決法がない

そこで、リードタイムの短縮を目指す製造部では、主力の3個パック製品に関し、包装工程を抜本的に見直すことにしました。
「1パックごとに印字をし、その後3パックを重ねてフィルムで包装する従来の方法をやめて、重ねてフィルム包装を行なった後に3パック同時に印字をする方法に変える。そうすれば分散していたプリンタを1カ所に集約でき、設定作業の負担も低減できると私たちは考えたのです」(製造部・M氏)
しかし、肝心の3個のパックに同時に印字するための方法がなかなか見つからず、M氏は頭を抱えてしまいました。

課題のポイント

  • 印字工程がボトルネックとなり、ライン増設後のリードタイムが延びている

  • 3個パック納豆製品の包装手順を見直し、印字の効率を上げたいが解決方法がない

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