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Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

製缶メーカZ社製造技術部

トレーサビリティの強化で、飲料缶製造日の印字が必須に!容器の製造年月日と飲料の賞味期限の2つの印字問題を解決した、画期的な技術とは?

多くの食品・飲料メーカでは、トレーサビリティの観点から商品の生産工程に係る情報を、より詳細に把握、管理するための取り組みを強化している。

課題

飲料缶に2つの日付が付くことになり、紛らわしいと改善を求められたが・・・

納入先の飲料メーカから、容器類のロット情報を管理するように求められたZ社の製缶部門はその対応に追われていました。飲料缶の多くは、底部に飲料メーカが賞味期限日時や生産情報記号を記載しています。そのため、これとは重ならないように底部以外に容器の生産日、工場番号などを印字して、サンプルを見てもらいました。

その時の状況を、製造技術部担当のK氏はこう語ります。
「いろいろ印字位置を変えたのですが、結果として容器製造と飲料製造の2つの日付がプリントされることになり、紛らわしいとの指摘を受けてしまいました」

日付のアルファベット化も失敗。そのうえ、更なる詳細情報の印字を求められ・・・

そこでK氏は、容器製造の日付を数字ではなくアルファベット表記に変えてみました。しかし今度は、このアルファベットがいつのことなのか、どこの工場なのか、対応表を都度見なければならず、作業が煩雑になると改善要求が入りました。それだけではありません。単に日付だけではなく、どの工場のどのラインで、何時何分に製造したかなど、細かな情報を正確に付与することまで求められ、K氏は途方に暮れてしまいました。

課題のポイント

  • 缶底部以外に容器の生産日、工場番号を印字したところ、容器製造と飲料製造の2つの日付がプリントされ、紛らわしいとの指摘を受けた

  • 日付をアルファベット表記に変えたが、対応表を見ながらの確認となり作業が煩雑

  • 日付だけでなく、工場、ライン、何時何分の製造かなど、細かな情報の印字を求められた

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