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Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

食品製造業A社製造部

焼き印を使った新サービス立ち上げに暗雲が・・・焼きごてを使わずに、安定した印字と衛生管理の課題をクリアした理由とは?

A社では、自社製の米菓や和菓子に焼き印を入れ冠婚葬祭用に利用していただく、新たなサービスを考えていた。

課題

新サービスの立ち上げに黄色信号?焼き印作業がこんなに大変だとは・・・

この新サービスの立ち上げを任された製造部のN氏は、以前見学したことがある焼きごてを使って焼き印を行う工程を、そのまま自社でも実施すればよいと楽観視していました。そこで早速、焼きごてのサンプルを借りて試作を繰り返しました。

その時の苦労をN氏は次のように語ります。
「実際に作業をしてみると、焼き印をする面がでこぼこしている米菓などは仕上がりに濃淡のばらつきがひどかったです。また、ひとつ前の商品の焼きカスがついてしまうなど不良品が多発して、とても量産ができる状態ではありませんでした」

その他にも、食品に焼きごてが直接触れることから、作業が終わってからの衛生管理が想定以上に大変で、さまざまな壁がN氏の進行を妨げました。

焼きごての製作代があまりに高額で、新サービスの計画がとん挫

並行してN氏は、自社オリジナルのキャラクタや、オリジナルの文字、イラストを使ったいくつかの焼きごての見積もりを取ってみました。しかし印字するデザインや文字を複雑にすると、こての製作費が跳ね上がってしまい、予備のこて代などを含めた最終的なコストがあまりに高額となってしまったため、発注に二の足を踏んでしまいました。

安定しない焼き印字と高額なこて代。良い方法がなかなか見つけられず、計画がすっかりとん挫してしまいました。

課題のポイント

  • 焼き印をする面がでこぼこしていると、出来上がりにばらつきがでてしまう

  • 前の商品の焼きカスがついてしまい、不良品が多発

  • 食品に焼きごてが直接触れることから、衛生管理が大変

  • オリジナルキャラクタや文字、イラストの焼きごて代が高額のため、発注できない

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