飲料メーカC社設備管理部
C社では、かつてインクジェットプリンタ(IJP)の不具合により年数回、数時間〜数日のダウンタイムが発生していた。それを改善すべく、サポートの充実した日立産機システム製のIJPを採用し、ダウンタイムの短縮を実現した。
設備管理部のT氏は、ダウンタイムのさらなる削減について検討を続けていました。
「IJPに不具合が生じても日立産機システムのエンジニアが駆けつけて対応してくれる体制になったことで、ダウンタイムは大きく削減できました。対応の際にちょっとしたアドバイスをもらって、それに従うことで不具合の発生回数自体も減りました」(T氏)
このような導入効果を喜ぶ一方で「もっと削減できるのではないか」「不具合発生を未然に防ぐ──ラインを止めない対策をしたい」という想いが強くなっていったのです。
T氏は毎年、製品の品質・設備環境を維持するために、必要不可欠なメンテナンス費用を、予測を立てて申請し確保しています。しかし、そのコストは稼働時間や繁忙期や経年劣化など、さまざまな要因で変動し正確に予測を立てることは困難で、ほとんど使われずに余らせることもあれば、追加の申請が必要になることもあり、何度か注意を受けていました。いざというときに必要な対応ができないという状況だけは避けたく、T氏としても不本意ながら、可能な限り余裕を持たせた予算を申請し獲得する必要があったのです。
ダウンタイムを削減するだけでなく、ラインを止めないための対策がしたい
メンテナンスにかかる費用を予算化しにくい