ページの本文へ

Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

食品メーカH社生産技術部

マーキングのエビデンスを強化したい予防保全の取り組みにも活用できた解決策とは

賞味期限の印字は法令で義務づけられており、非常に重要です。コンビニエンスストアに食品メーカが印字漏れのある商品を納品してしまい、取引停止になった例もあります。H社では、そのような事態を引き起こさないために、業界内でも早期から印字検査装置を導入していました。

課題

印字NG品の誤出荷を防ぐだけでなく、エビデンスの強化が必要

H社の印字検査装置の保守期限切れが迫っており、生産技術部のK氏は、新しい検査装置の選定を勧めていました。以前、印字がかすれているとクレームに発展しかけたことがあったのです。そのときは、印字検査装置を導入していることで先方に納得してもらえました。しかし、また同じ事態が起こる可能性があり、次は納得してもらえるとは限りません。

そのような事情から、K氏はリスクヘッジが必要だと強く感じていました。印字漏れなどを絶対に起こさないだけでなく、エビデンスを強化したいと考えました。

印字NG品の発生を予測・抑制したい

正しく印字した製品を確実に出荷し続けるには、NG品を検出するだけでは不十分だと、K氏は常々考えていました。

「印字NG品が突発的なものなのか、その兆候が以前からあったのか、同様のNG品が再び発生する可能性はどのくらいあるのか、予防できるのか─そのようなことを分析し、予防保全に役立てたかったのです。これまで発生したNG品はすべて検証材料にしていますが、NG品だけでは得られる情報は限られてしまいます」(K氏)

原因特定が容易になるような仕組みを導入すべく、K氏は情報収集を続けました。

課題のポイント

  • 印字NG品を検出するだけでなく、エビデンスを強化したい

  • 印字NGの原因を特定し、予防保全に役立てたい

12