漏電は火災や感電を引き起こします。
アイモニは漏電を監視して、電気火災や突発停電などの事故を予防することができます。
漏電
健全な回路では絶縁が保たれており、火災に繋がる漏電はほとんど発生しません。しかし、時と共に負荷設備やケーブルの絶縁が劣化すると、火災・感電に繋がる漏洩電流が大地を伝って変圧器の接地線に流れます。これが漏電です。
意外と知られていませんが、漏電は3つの合成成分で構成されています。
- 抵抗分(火災・感電に繋がる漏電成分)
- コンデンサ分(対地静電容量といって、家電やケーブルが持っている漏電成分。火災になりません。)
- 高調波分(パソコン、インバーターなど周波数変換により発生する漏電成分。火災になりません。)
「高調波」・「コンデンサ」があることで、火災・感電の原因となる「抵抗分」の正確な把握ができなくなっています。
いかに「抵抗分」だけを正確に把握出来るかが悩みどころです。
火災のリスク
漏電は可燃物を火種に変えてしまいます。火災にいたらなくても、停電(突発停電)、感電、近隣への波及事故に繋がることもあります。
ブランドイメージ低下
工場などの火災事故は、企業ブランドのイメージを大きく低下させる恐れがあります。
さまざまな文化遺産やビル・工場も、火災などで失うリスクは多大なものになります。
予防保全により、大切な財産を漏電火災から守ることで、持続可能な社会を実現します。
これらのリスクを避けるため、電気設備の予防保全をご提案します
絶縁監視の導入メリット
- 24時間監視で停電が不要。
- 絶縁劣化兆候の早期発見、先手管理が可能。(予防保全)
- 年次点検時の絶縁抵抗試験が軽減可能。
大がかりな工事は不要!
ZCTを追加するだけ!
【ご注意事項】
- 1:
- 電源と電圧要素は、200V以下であればダイレクト可能です。200Vを超える場合はVTにて 200V以下に降圧をお願いします。
- 2:
- 絶縁監視のため、変圧器2次側はB種接地をお願いします。非接地では漏電検出が出来ません。(非接地回路の場合、接地補償用コンデンサ等の導入をお願いします)
- 3:
- 既に配線されている回路にZCTを後付けする場合、最大100φの分割型ZCTもご用意しております。
- 4:
- 本構成は通信無しとなります。上位側にデータ通信することも出来ます。内容は詳細よりご確認ください。
- 5:
- ZCTとユニットは外来ノイズ対策のため、シールド付ツイストペアケーブルで配線が必要です。
- 6:
- ランプやブザーにはユニット搭載のa接点を利用します。(制御電源が必要です)
アイモニの特長
- Ior方式で導入時に低コストを実現します Ior方式の採用により最小の機器構成で導入時のコストを低減することができます。
- 「抵抗分」だけを検出し、「高調波分」・「コンデンサ分」による誤動作がありません 各種のフィルタリングと演算により「抵抗分」だけを検出し、高精度・安定動作を実現します。
- 接点出力、アナログ出力、Modbus RTUで上位ネットワークに繋がります お客さまご使用のシステムに繋いで各種データを管理することができます。
特許登録済 第3996119
国土交通省監修『公共建築工事標準仕様書』準拠 評価第112-13023002号
国土交通省運営『NETIS(新技術情報提供システム)』登録製品 KT-190057-A