金属加工 E社
製造現場のシステムとITシステム基盤を連携することになったE社。IT部門が収集している現場データを追加・変更するためには、制御プログラムの変更が必要でした。そのためには、その都度製造ラインを止めなければならず、手間や生産現場の時間ロスが発生することになり、生産効率の低下や不満の声が現場から多く聞かれていました。
HXシリーズに搭載されているCODESYSは、制御プログラムの中で入出力データを変数名で扱うことが可能です。E社では検討の結果、HXシリーズの導入を決定。早速、変数名を簡易的に管理できるツールを開発し、このツールと連携した制御・情報プログラムをHXシリーズに搭載しました。
これにより、ITシステムからの変数名による簡易的な指示によって、収集する現場データの変更を容易に実行できるようになりました。またこのツールにより、製造設備の制御で使用する変数名をExcelシートで管理することが可能に。同様の製造設備を増設する際には、HXのプログラムとExcelシートを流用して簡単、スピーディーに製造設備とITシステムのデータ連携が可能になったのです。
現在はデータ追加のたびに製造ラインを停止することもなくなり、現場・IT部門とも良好なデータ連携を行って、生産効率の強化にまい進しています。