プラスチック加工メーカ D社(製造技術部)
「モートルブロック用無線ユニット」は、2.4GHz帯の無線を使用。障害物がなければ約70mも到達距離があるため、作業員は安全な場所から遠隔操作可能
電源開閉器を標準搭載。手元でモートルブロックへの電源供給を遮断できるため、安心操作が可能
数週間にわたり評価したが、ケーブルレスによる断線の心配はなくなり、作業員の安全確保も十分保たれることが実証できた
改善策を求め、情報収集を進めていたK氏たちは、モートルブロックのメーカである、日立産機システムに相談してみました。すると後日、改善策をまとめた営業担当者から、「モートルブロック用無線ユニット」の提案を受けました。
「この無線ユニットの提案を聞いて、コレだ!と思いました。2.4GHz帯の無線を使用しているので、うちの工場のように障害物がなければ約70mの到達距離があります。だから、作業員は安全な場所から遠隔操作ができますね。無線ユニットの配線も、とても簡単でプラグとケーブルを接続するだけなので、短時間でモートルブロックの無線化ができそうです」(K氏)
そのほかにも、主電源開閉器を標準搭載しているため、万が一の際は手元でモートルブロックへの電源供給を遮断できるなど、安全面にも十分配慮がなされていました。
K氏たちは、すぐに上層部に掛け合って、試験的に1つのラインでモートルブロックの無線化を実施することにしました。数週間にわたり評価をおこなったところ、ケーブルレスによる断線の心配はなくなり、作業員の安全確保も十分保たれることが実証できたのです。
現在D社の工場では、この無線ユニットの全ライン導入に向け、順次、入れ替え作業をおこなっています。
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