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Hitachi

株式会社 日立産機システムホイスト・モートルブロック

組立金属部品メーカ A社(製造部)

組立金属部品メーカ A社

フォークリフトの運転者不足で出荷待ちによる「溜まり」が発生…
運搬効率を劇的アップ! 増産対応を可能にした“小回り系”装備とは?

自動車向け金属部品の組立製造をメインとしているA社。EV向け部品の需要が世界的に高まっていることから、増産に対応できる準備を進めるため、各工程を早急に見直すことになった。

課題

フォークリフトの運転者が足りず、搬送工程で出荷待ちによる溜まりが発生している

現場の各工程を改めて確認した結果、搬送の工程で出荷待ち部品の溜まりができていることがわかり、これが社内で大きな問題となりました。A社の工場では通常、部品等の移動や積み込み作業にフォークリフトを使用していました。しかし、フォークリフトの免許を持っている作業員が限られているため、特に繁忙期など、出入庫にかかる運搬業務が立て込んでくると、どうしても「待ち」ができてしまう状況が続いていたのです。現場では、なんとかフォークリフト運転者を増員しようと積極的な人材採用に努めてきましたが、以前から人手不足もあり、すぐには実現できそうもありませんでした。

フォークリフトに代わる運搬手段を導入し、増産体制を整えたい

そこで製造部では、フォークリフトに代わるような部品運搬手段として、コンベヤシステムの増築や天井クレーンの導入による活用も検討しましたが、コスト面や導入スペース、運転免許の有資格者の人員不足の問題で現実的な打開策にはならず、今のところ導入に至るものは見つかっていません。
製造部のE氏は当時の状況をこのように語りました。「製造の工程でいくら効率化を図っても、運搬の工程でこうした停滞、つまり作業待ちの状態が発生していれば、トータルとしてこれ以上の増産対応は不可能です」
この件を取りまとめるE氏は解決策に行き詰まり、頭を抱えていました。

課題のポイント

  • フォークリフトの免許を持つ運転者が足りず、部品の出荷待ちによる溜まりが発生している

  • フォークリフトに代わる運搬手段を導入し、生産効率を上げて増産体制を整えたい

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