空気圧縮機・関連機器 導入年がまちまちで、メーカも複数社。制御、管理すらできないコンプレッサーたち…

継ぎ足し、継ぎ足しのコンプレッサー改革に、他社とは違うプロの改善提案の内容とは?

プリント基板製造 J社(製造技術部)

プリント基板製造に定評があり、世界中からオーダーが絶えないJ社。今まで生産量が増えるたびに、コンプレッサーをその都度継ぎ足しては、基板の穴開け加工や洗浄などの工程に使用していた。しかしここにきて、この状況がある問題を引き起こしていた。

課題

待望のコンプレッサー入れ替え!しかしトップからは想定外の指示が…

問題の原因は、コンプレッサーの導入年がまちまちで、メーカも複数社と多岐に渡っていることから、制御、管理すら難しい状況に置かれていたことでした。
製造技術部のリーダーS氏はこのときの状況を次のように振り返ります。

「中には老朽化が進んでいるモデルも多くあって、予期せぬ故障、例えば夏場の停止はよく発生していましたね。その場合、他の機種を代用して、何とかその場をしのいでいました。またトラブルが発生すると困るのが、メーカのサポートレベルがまちまちだという点です。このメーカはサポートしてくれても、別のメーカでは対象外ということも頻発していて、内部では混乱をきたしていました」

次にどの機種が壊れてもおかしくない状況で、最悪の場合ライン停止を起こす可能性もあることから、S氏たち製造技術部員はいつもヒヤヒヤしていたのでした。

この状況をS氏は上長に相談し、上層部にも掛け合ってコンプレッサーの入れ替えを検討することにしました。ところが、トップからは「入れ替えるなら環境対策、特にCO2削減や省エネ効果を明確に数値化し、実行することが条件の一つだ」と告げられ、製造技術部の中に緊張が走ります。

困ったS氏は、早速、現コンプレッサーメーカに声をかけ、提案を募ることにしました。
あるメーカは機器スペックだけを試算し、素晴らしい効果が出せると提案してきました。

しかしメーカの1社、日立産機システムのアプローチは他社とはまったく違うものだったのです。

課題のポイント

現在使用中のコンプレッサーは、導入年がまちまちで、メーカも複数社と多岐に渡り、制御、管理すら難しい状況

あらゆる予期せぬトラブルが発生して、担当部門はいつもヒヤヒヤしていた

入れ替えを検討したところ、トップからはCO2削減や省エネ効果を明確に数値化し、実行することが条件だと告げられた

解決のポイント

日立産機システムの提案は、「計測診断」を行い、現状を正確に把握することだった

これらの結果を元に、約20台の11~37kWのコンプレッサーを75kW、4台にまとめた、システムの全体最適化を提案された

仕様としては高効率の水冷式で、遠隔監視が可能なFitLiveサービスも活用することに

コンプレッサーを入れ替えた半年後に計測したところ、当初の試算以上の削減結果に

スタートは「計測診断」!20台あったコンプレッサーは4台にして全体最適化を実現

日立産機システムの担当者は手始めに「計測診断」のスタートを提案しました。
「現在導入している約20台のコンプレッサーの、エネルギー使用量を実測しましょうという提案には驚きました。エネルギー使用量だけでなく、それぞれの圧力もすべてチェックしたうえで、省エネ効果を綿密に算出し、具体的な提案内容を提示してくれるそうです」(S氏)

カタログ数値を使った試算という他メーカの結果とのギャップに困惑するも、日立産機システムの「計測診断」の様子を見ていたS氏たちは、その信ぴょう性と誠実さにとても感服したのでした。
後日、これらの結果を元に、約20台の11~37kWのコンプレッサーを75kW、4台にまとめて、入れ替える、システムの全体最適化の提案をもらいました。

「計測診断」では、お客さまの環境を正確に把握するためエネルギー使用量だけではなく、各機器の圧力も確認します。お客さまの実際の環境にあわせた実現性の高いシステムの最適化、省エネ化をご提案します。

コンプレッサーは高効率の水冷式のため、従来の空冷式に比べ環境面が大幅に改善。また、リアルタイムで稼働状況を遠隔監視可能なFitLiveサービスも活用できる内容でした。

ハード、ソフトの両面でしっかりとした提案内容にS氏は大満足で、日立産機システムの提案を上層部にも上申して、了解を得ることができました。

コンプレッサーの入れ替えは順調に進み、導入から半年後に計測したところ、当初の試算以上の消費電力の削減結果にトップやS氏たちも驚くばかりでした。
この結果を受けJ社では、別工場へも同様の展開も検討しているところです。

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