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Hitachi

株式会社 日立産機システム空気圧縮機・関連機器

電子部品メーカ K社(製造部)

電子部品メーカ K社

増産対応を可能にするためには、コンプレッサーの全面切り替えが必要…
小型、静音のオイルフリーのコンプレッサー?現場のプロが見立てたコンプレッサーとは

電子部品や基板の設計、製造を手掛けているK社に、納入会社から「IoT機器向けの増産に対応できないか」という相談が入り、増設用のライン設計や各種機器の手配を検討することにした。

課題

増産に対応するためにはコンプレッサーの増設か大型化が!しかし、機械室はもう限界…

機器の手配や現状の見直しを進める中、コンプレッサーについていくつかの課題が見つかりました。ライン増設を行った場合、コンプレッサーの増設もしくは大型化が必要となったのですが、現在設置している屋外の機械室にはスペース的に限りがあり、増設や大型化に対応するにはかなり厳しい状況でした。
またこれらの条件に合わせて、仮に大型化すると、振動や騒音も心配のタネでした。実はK社の工場は住宅街の外れにはありましたが、隣接する住宅もあり、そういった配慮は必須となっていたのです。

納入先の要求は「オイルフリー」しかし、今までオイル式しか使ったことがないため…

さらにコンプレッサーについては、いくつかの納入先から、「オイルフリーのモデルにしてほしい」と強いリクエストがありました。その時の状況を、今回のプロジェクトリーダA氏は次のように語りました。
「突然だったので、我々も詳しく調べてみたところ、電子部品や基板の冷却に使うエアーは、オイルフリーコンプレッサーによるものが世界的に見ても主流になりつつあるようでした。オーダー増に応えるには、弊社でも早急な対策が必要でした」
K社はオイル式コンプレッサーを使用していたため、これで総入れ替えが決定となりました。しかし、今までオイル式しか使ったことがないK社にとって、オイルフリーのコンプレッサーについて情報を持ち合わせておらず、急いで対応にあたらざるを得ませんでした。

課題のポイント

  • 増産対応のために、コンプレッサーの増設、大型化を検討するも、機械室のスペースにはもう空きがない

  • オイルフリーモデルを使うように納入先から強い要求があったが、オイル式しか経験がないK社には全く情報がない

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