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Hitachi

株式会社 日立産機システムホイスト・モートルブロック

樹脂加工メーカ Z社(技術部)

樹脂加工メーカ Z社

せっかくのオーダー増がホイストの問題で…前途多難な状況を早く脱しなければ!
インバータ対応の小型・軽量ホイストにリプレース。止まっていた増産計画が一気に進展!

樹脂加工品の製造を幅広く手掛けているZ社。車載向け成型品のオーダーが増え続けていることから、成型機を大型化したところ、ある課題が露呈。担当する技術部には、早急な対応策が求められていた

課題

ホイストの下フックが大型化した成型機と干渉!その他にも改善点が次々と露呈して…

その課題とは、大型化した成型機に、既存のホイスト本体の一部や下フックが干渉してしまう事態に陥ってしまったことでした。

担当した技術部のM氏はこのときの状況を次のように振り返ります。
「ホイストを使用して成型用のワークの荷下ろしを行っていることもあり、成型機の位置をずらすこともできません。また横行寄りの寸法も不十分なので、ワークを斜めに吊らさざるを得ない状況になってしまいました。しかし、このような吊り方は事故の発生を誘発するので、安全面からも不安しかありませんでした」

この状況を改善すべく、M氏は既存のホイストメーカに相談してみたのですが、具体的な改善提案は一向に出てくる様子がありません。
そこでM氏は、他メーカへのリプレースも視野に、ホイストについてその他の問題点も洗い出すことにしました。

「インバータ対応の機種へのリクエストが強かったですね。現在は手動で荷下ろしを行っているのですが、作業者の経験や技量により下ろす際にワークを傷つけてしまうことが何度もありました。この機に改善したいポイントです」(M氏)
その他にも、ワーク量の増加に伴い、巻上機の容量をアップして欲しいという要望も多く聞かれました。しかし、そのための建屋補強は難しいことから、クレーンの自重が軽いモデルにしなければならないという、新たな課題も露呈してしまったのです。

改善要望が多く、他メーカの情報も少ない状況に、M氏はなす術もありませんでした。

課題のポイント

  • 大型化した成型機に、既存のホイスト本体の一部や下フックが干渉してしまう事態に

  • 既存のホイストメーカに相談したが、具体的な改善提案がもらえない

  • 他メーカへのリプレースのため、ホイストの問題点を洗い出したところ、現場の潜在的なニーズや問題が次々と露呈

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