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情報誌VoltAge21

FOOMA JAPAN 2017 〜国際食品工業展〜

展示会レポート

FOOMA JAPAN 2017 〜国際食品工業展〜
SMART FOOD FACTORY〜食品工場さまに日立ができること〜
会場写真

食品製造のさまざまなプロセスで活躍する製品が一堂に会する
「FOOMA JAPAN 2017 〜国際食品工業展〜」。
日立産機システムは、「SMART FOOD FACTORY〜食品工場さまに日立ができること〜」をテーマに、
マーキング、空圧、ブロワ、エアシャワーの4カテゴリーで
多様な課題を解決する製品やシステムをご提案しました。

FOOMA JAPAN 2017 〜国際食品工業展〜
SMART FOOD FACTORY〜食品工場さまに日立ができること〜
会場写真

しるしをつける マーキング

国内はもちろん海外でも高いシェアを誇る実績と革新の技術で、
食品に欠かせない安心・安全の「証」を印字。

当社の「CO2レーザマーカ」は、基本的に金属以外のプラスチック、紙、ガラスなど、多種多様な材質への印字・加工に対応します。レーザ光で文字を焼く(掘る)ため印字が消えず、また、1秒間に600文字印字できる高速印字も特長です。レーザマーカヘッドとコントローラが一体となったコンパクトなオールインワンボディなので、狭いスペースにも設置できます。

国内はもちろん海外でも高いシェアを誇るインクジェットプリンタとしては、今回ツインノズル機が新登場。ワンヘッドの中に2つのノズルを搭載したことにより、64ドットの大文字印字と2倍速の高速印字を実現しました。

他にも、印字検査装置など、お客さまの製造ラインに合わせてマーキングをトータルにご提案。全国のサービス網が24時間受付で、製造ラインの安定した稼働をサポートしています。

インクジェットプリンタ、CO2レーザマーカ、印字検査装置

インクジェットプリンタ

CO2レーザマーカ

株式会社 日立産機システム
営業統括本部 設備営業統括部 第三営業部 
マーキングシステムグループ
主任  桑谷 誠
株式会社 日立産機システム
営業統括本部 設備営業統括部 第三営業部
マーキングシステムグループ
主任 桑谷 誠

CO2レーザマーカによる印字

きめ細かなメンテナンスを提案し、
製品の安定稼働をサポートする「LCMサービス」。

「LCMサービス」のLCMとは、ライフサイクルマネジメントの略。当社の製品を納入してから次回更新していただくまでの間、お客さまが製品を適性に稼働できるよう保守・点検をサポートするサービスです。

例えば、機械の情報を端末から監視できる「FitLive®」で製造ラインの稼動状況や当社製品の状態を見守ったり、プリンタのIoT化により稼働情報を管理したり、製品を末永くお使いいただくために、無駄なく最適なメンテナンスをご提案します。さらに、万が一のトラブル時にはダウンタイムを短縮し、お客さまのコスト削減に貢献します。

このサービスは、現在、空気圧縮機で多くのお客さまに採用されご好評をいただいております。また、インクジェットプリンタで稼働に向けてトライアルを実施中です。今後は、レーザマーカや印字検査装置にも展開していきたいと考えています。

LCMサービス

株式会社 日立産機システム
ソリューション・サービス統括本部
企画部
部長代理  高平 直幸
株式会社 日立産機システム
ソリューション・サービス統括本部
企画部
部長代理 高平 直幸

LCMサービス

くうきをつくる 空圧

低振動・低騒音、コンパクト化、省エネを実現。
豊富なラインアップで幅広いニーズに対応します。

オイルフリースクロール圧縮機の最大の特長は、低振動・低騒音。出力によって異なりますが、およそ50〜60dbというオフィスの喧騒レベルの静音性を実現しました。工場周辺に住宅が多いなど、騒音問題にお悩みのお客さまに好評です。

また、圧縮機を複数台搭載し自動制御することにより、マルチドライブによる省エネ運転はもちろん、リスクの分散にも対応します。今回は、アモルファスモータと一体化したオイルフリースクロール圧縮機も登場。当社が独自に開発したアモルファス金属を採用したことにより、驚きのコンパクト化を実現し、狭いスペースへの設置や持ち運びを可能にしました。

スクロール圧縮機においては0.2kWから30kWまで取りそろえています。また、食品の酸化防止や賞味期限の延長などに貢献できる窒素ガス発生装置 N2パックもラインアップ。空圧分野における当社の総合力をアピールしました。

オイルフリースクロール圧縮機、スーパーオイルフリーベビコン

株式会社 日立産機システム
事業統括本部 空圧システム事業部 相模事業所
ベビコン設計部 回転機システム設計グループ
加藤 史紀
株式会社 日立産機システム
事業統括本部 空圧システム事業部 相模事業所
ベビコン設計部 回転機システム設計グループ
加藤 史紀

オイルフリースクロール圧縮機

窒素ガスを「買う」から「作る」へ。
空気を原料に窒素ガスを低コストで供給。

当社では、食品をはじめ、半導体などの精密電子部品の製造過程で使用される、窒素ガス発生装置も取りそろえています。今回展示した「窒素ガス発生装置 N2パック」は、スクロール圧縮機をインバータ制御して余剰な圧縮運転を省き、窒素ガス発生プロセスを最適化。窒素ガス使用量に応じて自動的に省エネを実現します。また、低振動・低騒音も特長のひとつ。オイルフリーなので、吸着剤の定期交換が必要なく、メンテナンスコストも大幅に削減します。

窒素ガス発生装置 N2パック

株式会社 日立産機システム
営業統括本部 設備営業統括部 第一営業部 
空圧システム第二グループ
課長代理  木村 拡敏
株式会社 日立産機システム
営業統括本部 設備営業統括部 第一営業部
空圧システム第二グループ
課長代理 木村 拡敏

窒素ガス発生装置 
N2パック

かぜをおくる ブロワ

「吸う」「運ぶ」「飛ばす」「吹き付ける」
さまざまな用途にお応えする、信頼の風力技術。

食品業界の製造現場では、風力でモノを吹き飛ばす、吹き付ける、乾燥させる、吸着させて運ぶなど、ブロワは欠かせない技術です。当社では、風量タイプのEシリーズ、高風圧タイプのGシリーズ、耐環境タイプのDNシリーズを取りそろえ、多種多様な用途にきめ細かくお応えしています。

コンパクトなので、使用したい製造ラインのそばに置くことができ、本体にホースを繋ぐだけなので設置も簡単。コンプレッサーのように機械室を設ける必要はありません。

今後は、永久磁石PMモーターを搭載するなど、さらなる高性能化・小型化・省エネをめざし、お客さまのニーズにピンポイントで対応できるブロワの開発に取り組みます。

ボルテックスブロワ 風量タイプ Eシリーズ(PMモータ搭載)

株式会社 日立産機システム
事業統括本部 
ドライブシステム事業部 企画部 風水力企画グループ
主任  吉富 利治
株式会社 日立産機システム
事業統括本部
ドライブシステム事業部
企画部 風水力企画グループ
主任 吉富 利治

ブロワ

きれいになる エアシャワー
エアシャワー / 入退室コントローラ

除じん効率の向上と、吹付け時間の短縮を実現。
スピーディーなエアシャワーを提案します。

当社のエアシャワーの特長は、独自のフラッタージェットノズルです。変動気流を発生させることにより広範囲で除じんできるため、8秒という短い吹付け時間を実現。さらに、シャープ(株)製の除電特化型プラズマクラスターを内蔵し、除電にも効果を発揮します。

また、入室する人数が多い場合はエアシャワー室の間口や奥行きを広げたり、扉の形状は自動スライド型や手動型、シャッター型から選べるなど、設置レイアウトもさまざまなプランをご用意して、お客さまの幅広いニーズに対応しています。さらに、液晶タッチパネル付きのコントローラを組み込み、エアシャワー室の入退室管理も可能にしました。

エアシャワー 「除電特化型プラズマクラスター イオン発生機」内臓

株式会社 日立産機システム
営業統括本部 ソリューション営業統括部 
環境システム営業部 クリーンエア装置営業グループ
川窪 洋
株式会社 日立産機システム
営業統括本部 ソリューション営業統括部
環境システム営業部
クリーンエア装置営業グループ
川窪 洋

エアシャワー

ICカードで入退室を簡単に管理できる「SANnext」。
クリーンルーム内のセキュリティを強化します。

「SANnext」とは、非接触ICカードリーダー一体型の入退室コントローラです。スタンドアロンタイプでは、パソコンやネットワークに接続する必要がなく、コントローラと電源さえあれば使用することができます。タッチパネルで設定や登録などができるので、操作も簡単です。そのため、食品業界だけでなく、オフィスビル、温泉施設、アトラクション施設などの入退場管理や設備利用履歴の管理にも、幅広くご提案しています。

さらに、ネットワーク対応モデルでは、最大255台までシステム構築できるため、将来的に拡張することも可能です。今後は、カードをかざさなくても入室できるハンズフリー化にも取り組み、市場の拡大をめざしていきます。

入退室コントローラ「SANnext」

株式会社 日立産機システム
営業統括本部 ソリューション営業統括部 
産業システム営業部 ソリューション営業第一グループ
部長代理  和田 光司
株式会社 日立産機システム
営業統括本部 ソリューション営業統括部
産業システム営業部
ソリューション営業第一グループ
部長代理 和田 光司

入退室コントローラ「SANnext」