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Hitachi

株式会社 日立産機システム

電力需給の安定化、停電時の電力供給を太陽光発電と連携した蓄電システムでサポートします。
ピークカットによる電力需要の平準化と太陽光発電との連携によるエネルギーの有効利用を実現します。また、停電時の電力供給によりBCP対策に貢献します。

機能・メリット

電力ピーク抑制

  • ピークカット/シフト運転により電力需要の平準化を図ることができます。
  • 夜間電力の利用及び契約電力超過を抑制することによる電気料金削減が期待できます。

停電時の電力供給

  • 停電時自立運転に切り替えることで特定の負荷機器に電力を供給できます。

太陽光発電との連携

  • 平常時は発電電力の余剰分を充電することで電力の有効利用ができます。
  • 停電時にも発電電力で充電が可能です。

動作パターン例

平常時:ピークカット/シフト運転 共通

ピークカット運転モードでは、電力需要のピークを抑えるための放電や、太陽光発電電力の余剰分の充電および発電電力の抑制を行います。
ピークシフト運転モードでは、ピークカットの動作に加え、設定した時間帯に設定した電力の充放電を行います。

平常時:ピークカット/シフト運転 共通

停電時:自立運転

自立運転モードでは、停電時に負荷へ電力を供給することや太陽光発電を運転することができます。

停電時:自立運転

100kW蓄電システム

100kW蓄電システムの特長

蓄電池の種類や容量を選択可能

  • 電池の接続数による幅広い容量選定
  • 電池種類(リチウムイオン蓄電池、鉛蓄電池)の選択が可能(適用リチウムイオン電池はご相談)

高い安全性

  • 電池の状態を常時監視し、信頼性の高い保護制御を実現

100kW蓄電システム仕様表

蓄電池種類 鉛蓄電池
定格出力*1 100kVA/100kW
相数 三相3線
交流定格出力電圧 AC202V
定格周波数 50/60Hz
適用電池型式 LL400 LL1000 LL1500、LL1500W
パワーコンディショナ1面で
構成した時のシステム蓄電容量
153.6〜187.2kWh 384.0〜468.0kWh 576.0〜702.0kWh
電池定格電圧 DC 2.0V × 直列数
電池直列数 192〜234
外形寸法:
幅×高さ×奥行き
〔ペース、突起物など含まず〕
パワーコンディショナ 1,298×1,900×945mm(オプション:自立/連系切替機能付き)
制御盤 1,600×1,900×650mm
電池収納筐体
(収納数)
1,178×265
×369mm
(6個収納)
1,145×339
×512mm
(6個収納)
799×473
×512mm
(4個収納)
環境条件 周囲温度 0〜40℃(電池盤周囲:−10〜40℃、PCS周囲:0〜40℃)(監視システム:5〜35℃)
相対湿度 30〜80%(結露しないこと)(電池盤周囲:30〜80%、PCS周囲:20〜85%)
標高 1,000m以下
雰囲気 屋内(据え置き)、腐食性ガス・塵埃・塩害無きこと

100kVA蓄電池用パワーコンディショナ仕様表

形式 HSP900-1000LFJ2
交流定格容量 100kVA/100kW
電力変換効率*2*3 95.2%
絶縁方式 商用周波絶縁トランス方式
直流入出力電圧範囲 DC 0〜750V
直流運転電圧範囲 DC 315〜700V
*1
パワーコンディショナ1面あたりの定格出力です。電池仕様によってはパワーコンディショナの定格出力を出せない場合があります。
*2
JIS C 8961に示された効率測定法に基づいて測定された値です。
*3
効率表示は代表値です。保証値ではありません。

外形寸法図(100kW 蓄電システム機器)

100kVA蓄電池用パワーコンディショナ

自立運転機能付き
(質量:約1,200kg)

100kVA蓄電池用パワーコンディショナ

制御盤

(蓄電池用回路:2、質量:約700kg)

制御盤

制御弁式鉛蓄電池の例:LL1500形192個組電池

(容量:576.0kWh、質量:約21,400kg)

制御弁式鉛蓄電池の例:LL1500形192個組電池

  • 本システムの機能は、契約電力の抑制を保証するものではありません。
  • 電力の供給は、三相3線式で行います。単相の電源が必要な場合などは、変圧器を用意してください。
  • 連携可能な太陽光発電システムは、弊社パワーコンディショナを使用したシステムのみです。太陽光発電と連携する場合は、事前にご相談ください。
  • 平常時に稼動している施設負荷へ停電時に電力供給したい場合や、自立運転時に太陽光発電システムを連携する場合は、別途、配電系統の切替機器を設置する必要があります。
  • 自立運転時に太陽光発電システムを連携する場合、発電電力の上限を、連携する蓄電システムの最大充電電力と同じ値に制限する制御をします。
  • 本システムは、無停電電源装置(UPS)ではありません。自立運転の切替の際に一度停電します。
  • 自立運転時の負荷に、人命に直接かかわる医療機器、消火設備、火災報知設備、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす設備機器などは選択しないでください。
  • 自立運転時の負荷についてはご相談ください。モーターを使用している機器や回路にトランスがある場合は、突入電流の発生がありますので、起動時などにパワーコンディショナが過電流トリップにより停止することがあります。
  • モータ負荷やダイオード整流負荷のように突入電流や高調波を含んだ電流においては出力を制限する必要があります。
  • EMS対応の場合は、ご相談ください。
  • LL400、LL1000、LL1500、LL1500Wおよび電池管理システムはエナジーウィズ株式会社の製品です。
  • 蓄電池の廃棄に関するお問い合わせは、製造メーカまでお願いいたします。
  • 本システムの構成機器は、火災予防条例の蓄電池設備に該当する機器です。導入前に必ず所轄の消防署へご相談ください。

システムの主要な製品

  • 産業用太陽光発電システム
    環境にやさしい太陽光を用いた発電システムです。
    高効率な太陽光発電用パワーコンディショナを組み込んでいます。