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Hitachi

株式会社 日立産機システム

部品加工メーカ X社生産技術部

部品加工メーカ X社 生産技術部

新生産ラインの準備に暗雲
この危機を救った、生産現場のプロの見立てと、その実行力とは

生産ラインを新たに立ち上げる際は、工程レイアウトの設計から、機器類の選定、配置検討、生産性の検証まで、関係各署と調整しながら進めなければならず、プロジェクトが長期化する傾向がある

課題

新生産ラインの立ち上げ。初めての機器が多く、調整が難航

新製品の量産が決まり、早急に新生産ラインを立ち上げることになったX社では、生産技術部が中心となって、各工程の管轄部署との調整に追われていました。
しかし、調整は自社内だけではありません。ラインに設置を予定している複数の機器メーカとの問い合わせや打ち合わせの調整、手配を連日繰り返さなければならず、責任者のT氏はこの状況に疲弊していました。

「新ラインで使う予定の機器は、今までに導入経験がないものがかなり含まれていました。ですから、当初想定していた以上に時間や手間がかかってしまい、このままだと準備期間用に確保していたスケジュールがかなり厳しくなり、毎日焦っていました」(T氏)

製造のメインとなるロボットシステムが、製造開始日に間に合わない・・・

さらに悪いことに、足並みがそろわないメーカが数社出てきました。特に問題だったのは主力工程で使用を想定していたロボットでした。外国製のため数社の代理店と交渉を繰り返しましたが、入荷が数か月先ということで、導入は絶望的となりました。
このままでは生産開始の計画にまったく間に合いません。かといって知見もないことから代替の案も浮かばず、プロジェクトは準備段階で暗礁に乗り上げてしまいました。

課題のポイント

  • 設置候補の機器メーカとの問い合わせ/打ち合わせを何度も繰り返さなければならない

  • 時間と手間が想定以上にかかり、スケジュールがひっ迫

  • 納期が間に合わない機器メーカが数社出てきて、生産開始日に間に合わない

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