ページの本文へ

Hitachi

株式会社 日立産機システムモータ

  • ※出力0.75kW以上は別シリーズにてご案内しております。

普通構造のモータを屋外で長く使用しますと、直接風雨にさらされるため、絶縁は抵抗の低下、軸受への浸水などの故障を生じ、モータの寿命も短かくなります。このような条件では、屋外型モータ(IP44)を使用します。

特長

1.防水性を追求

軸貫通部には、防水カバー、防水スリンガを取り付けており、屋外に設置して使用する場合や、屋内でもまれに水がかかる危険性のある作業環境下で使用する場合に適しています。

2.防湿絶縁の採用

防水性に加えて、湿度変化に十分耐えられるように防湿絶縁効果を施しています。

3.小型、軽量

アルミ合金フレームを採用した『ザ・モートル』シリーズにより小型・軽量化を実現。しかも国際的に互換性のあるIEC寸法を採用しています。

  • * 標凖の据え付け方向で、軸受方向で、軸受部の水抜き穴が下になるように設計されていますので、標準以外の据え付けをする場合はあらかじめご相談ください。

端子箱

端子箱は防水構造で、外部導線の引き込み方式および電線管ネジ寸法は表1を日立標準とします。

枠番180M以下

端子箱の取り付け位置は、負荷側からみて左側を標準としますが、右側に変えることもできます。また、口出し方向は、反負荷側向きを標準としていますが、上向き・下向きなどにも変更も可能です。ただし下向きの場合は、ベースを使用してください。

枠番180L以上

端子箱の取り付け位置は上部を標準とし、口出し方向は負荷側からみて左向きを標準としていますが、右向き・負荷側向き・反負荷側向きのいずれも変更可能です。

その他

グリース交換型モータ(2極37kW以上)では、モータ上部にグリースニップルを設けています。端子箱より配管を施される場合は、グリース補給作業空間との干渉にご注意ください。

表1 電線管ネジ寸法

枠番号
および
出力(kW)
電線管ネジ 適用電圧(V)
63M PF 1/2 (16) 200V級
または
400V級
71M〜90L PF 3/4 (22)
100L、112M PF 1 (28)
132S、132M PF 1-1/4 (36)
160M、160L PF 1-1/2 (42)
180M以上の枠に
15kW以下を
入れる場合
PF 1-1/2 (42)
18.5〜30kW PF 2 (54)
37、45kW PF 2-1/2 (70)
55kW PF 3 (82)
75、90kW PF 2-1/2 (70) 400V級
100、132kW PF 3 (82)
*1
電線管ネジの(  )内は電線管呼び寸法(mm)を示します。
*2
引き込み方式は電線管ネジ結合式を標準としますが、ご要望によりコンジットパッキン方式、ベルマウスパッキン式とすることができます。

枠番63M
枠番63M

枠番71M〜112M
枠番71M〜112M*3

枠番132S〜180M
枠番132S〜180M*3

枠番180L以上
枠番180L以上

*3
図は三相モータのものです。
枠番71M〜112Mおよび132Sにおいては、「ザ・モートルNeo100」シリーズの場合異なりますのでご注意ください。