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Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

日立のインクの秘密 第1回日立産機システムがほかにない高性能なインクを提供できるわけ

高品質なインクで、お客様のラインの安定稼働を守る

日立産機システムのインクは、その品質が高く評価され、さまざまなお客様の生産の現場で採用されています。「このインクが使いたいから」と、インクジェットプリンタ導入のきっかけになることも珍しくはありません。

日立グループは研究開発拠点と生産拠点を持っており、日立産機システムのインクもその拠点で進化を遂げています。研究開発拠点では、インクを専門とする設計開発者がお客様のニーズに応えるインクを開発し続けています。

「市場からの要求仕様を満たすインクの基本組成が完成すると、多様な使用環境を想定して、あらゆる角度から検証します。品質に妥協はしません」と、設計開発者は語ります。

お客様の製品に印字するトレーサビリティ情報の印字品質に問題が出れば、ラインを止めることになります。お客様のラインの安定稼働を守るため綿密にチェックする必要があります。そして、設計開発者がたどり着いたインクの組成は生産部門に引き継がれ量産化されます。

日立の強み ──日立アメリカとの連携──

日立産機システムは、米国の最先端のインク事情に精通した日立アメリカの設計開発者と密にコミュニケーションをとり、最新情報を共有しています。そのため、他社が使っていない材料をいち早く採用し、難しいと思われた機能付与に成功できたこともあります。

日立アメリカで開発されたインクがお客様のニーズに合致し、日本をはじめ世界各国に販売されるケースや、その逆で、日本で開発したインクが米国で販売されるケースもあります。

外資系の大手IJPメーカの多くは、欧米向けに開発されたインクのうち、日本の法令に適合したものを販売しています。これに対し、日立産機システムは日本国内の有機溶剤中毒予防規則に特化した研究開発を行う環境も独自に整えています。そして、その環境を最大限に生かして開発したインクをお客様にお届けしているのです。

日立産機システムの設計開発者は、新しいインクの開発をすることに喜びを感じています。それは、お客様が身近に感じられるからだと設計開発者は語ります。
「インクは、研究した成果物がそのままお客様に届きます。だから、組成開発はお客様が近くに感じられて、やりがいがあって面白いのです」

次回は、お客様のニーズに応えるインクを開発し続ける設計開発者の思いに迫ります。