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Hitachi

株式会社 日立産機システムマーキングソリューション

食品メーカーX社製造技術部

ヒューマンエラーに起因する賞味期限の印字ミスを防ぎたい…人を介さずに印字から検査までを一気通貫、さらにデータ活用も可能にしたシステムとは

解決

解決のポイント

  • 日立産機システムのマーキングセルにはPLCが組み込まれており、端末からマーキング機器を一括制御できた

  • 印字検査装置は検査精度が高く、文字欠けや誤表記判定にも対応しており、ムダなNG判定も減った

  • 稼働中のマーキング機器の生産実績を収集・保存できたため、NG商品の原因究明およびデータ活用も可能

プリンタと印字検査装置の連動!マーキングセルシステムの実力とその可能性とは

H氏はあるとき、日立産機システムのマーキングセルシステムの評判を聞きつけ、問い合わせました。
自社の状況を相談してみると、担当者からマーキングセルシステムにはPLCが組み込まれており、端末からマーキング機器を一括制御できるとの説明がありました。また、同社の印字検査装置は、IJP特有の包材上の文字の大小などを追従しやすいなど、IJPメーカーであるがゆえに検査精度が高く、文字の欠けや誤表記判定にも対応していることが分かりました。

その説明に可能性を感じたH氏は、IJPと印字検査装置を含むマーキングセルシステムをテスト導入することにしました。

「このシステムにバーコードリーダーを取り付けたことで、人手を介さず、商品の賞味期限を自動計算して一斉指示が出せました。また、印字検査装置のパラメータを追い込み、検査精度を上げることができました。正常な印字はOK判定、誤印字はNG判定がきちんとできるので、安心です。」(H氏)

さらに、印字回数、検査回数、検査結果情報や検査時の画像など、稼働中のマーキング機器の生産実績を収集・保存できたため、NG印字の原因究明や、生産管理と共有するなどの活用もできました。

期待通りのテスト結果を受けて、X社はこのシステムを全ラインに本採用することを決定。作業者にとって安全・安心で簡単な作業環境と、高精度な印字検査を実現させました。

マーキングセルシステム導入後、X社ではDX化の一つとして、収集した生産実績と検査画像を用いた、製造ライン機器の故障箇所診断や予兆診断への活用が始まっています。今後はマーキングセルで収集したデータを、生産管理等の他部署でも活用できるよう進めていく予定です。

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