飲料メーカN社製造部
キャップ印字用のIJPメーカの日立産機システムから、外装物印字に優れたIJPを紹介してもらう
印字距離が現行品に比べ約10倍もあるため、プリンタの印字距離をラフに設定できるので段取り替えが楽になり、段ボールが印字ヘッドにぶつかって壊れるといったトラブルも無くなった
高付着かつ速乾性を有するインクが使えるため、撥水性の段ボールにも印字が可能に
メーカを統一することで、メンテナンスの手間や操作の共通点が多く効率がアップ
困り果てたT氏は、キャップ印字用のメーカである日立産機システムの担当者に現状を相談してみました。担当者は外装物の印字にも優れたIJPのUXシリーズを提案。N社のラインでデモを行うことにしました。
そのデモでメンバーがまず驚いたのは、印字距離でした。現在のプリンタに比べて約10倍の距離でも難なくプリントアウトができたからです。これなら段取り替えごとに行っていた位置決めもかなり余裕をもって行うことができます。またこのIJPは高付着かつ速乾性のインクが使えるため、課題であった撥水性加工の段ボールに印字しても滲まず、確実でキレイな印字ができました。この結果を受け、N社ではUXシリーズの導入を決定しました。
「デモのあとで、メンバーがとても喜んでいたのが印象的でした。位置決めとインク滲みの問題が一台のプリンタで同時に解決できるなんて、想像していませんでした」(T氏)
また、メンテナンスについても大きな進展が見えました。保守メンテナンスが同時に行えるだけではなく、消耗品の購入もワンストップ化できるため、手間やコスト削減が可能になったのです。さらに、課題であったプリンタの操作性もメーカを統一することで共通する操作が多くなり、効率が一気にアップしました。
このプリンタを使えば、段ボールだけでなく、袋状の梱包物や湾曲している面にも印字ができることから、N社では他のラインや工場にも展開を広げ、増産体制を整えつつあります。