食品メーカA社生産技術部
目詰まり・印字ヘッドの故障の不安なく、大きな文字を印字できる
速乾性インクが使えるようになり、さらなる生産性向上を実現
豊富な知識を持つ担当者の詳細な説明により、原因を正確に把握できた
N氏は取引先の日立産機システムの担当者に、現状を伝えて相談しました。担当者は、A社の状況をよく理解し、原因について丁寧に説明してくれました。そして、解決策も提示してもらえました。
印字サンプル
上:標準的な印字、下:ツインノズルで印字
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「大きな文字の印字専用に導入したIJPはDOD方式でインクが循環しない機構になっているとのことでした。そのため、CIJ方式の一般的なIJPと比べて目詰まりを起こしやすいのです。また、DOD方式はワークディスタンスが5mm程度とCIJ方式よりも短く、ワークと印字ヘッドが接触しやすいことも分かりました」(N氏)
原因を明らかにした後、担当者はツインノズルを提案。CIJ方式を採用した日立産機システムのツインノズルは30mm程度まで離れても印字可能、かつ1台のIJPで大きな文字(文字高さ10mm)とQRコード(10mm□)を2段に分けての組み合わせが可能です。印字サンプルも見せてもらい、その性能に納得したN氏はデモ機でのテストを実施し、検討を進めることにしました。
テストの結果、今までより鮮明に印字できることが確認でき、正式に導入することになりました。これに合わせて、A社では速乾性インクを採用しました。
「普通のインクでも頻繁に目詰まりを起こすDOD方式では、速乾性インクの利用は考えられませんでした。しかしツインノズルなら、今まで使えなかった速乾性インクも使えます。これにより、生産性も向上しました」(N氏)
A社は、もともと生産ラインで日立産機システムのIJPを使用していました。そのため、新たに導入したツインノズルと既存のIJPのメンテナンスは、まとめて日立産機システムに依頼できます。また、万一トラブルが発生しても、日立産機システムを頼ればよいので毎日利用していても安心感があるとN氏は話してくれました。