建材メーカ B社(倉庫管理部)
日立産機システムのWT2シリーズは、日立モートルブロック専用無線リモコン
無線化が容易であり、約70mの無線到達距離により操作性の向上が見込めた
混信・妨害の影響を受けにくく、リモコンに標準搭載された電源入/切 機能でメイン電源の遮断が可能など安全面にも配慮
困り果てたH氏は、既存のクレーンメーカである日立産機システムのサポートセンターに現状の課題を相談してみました。すると後日、WT2シリーズの無線リモコンを採用する提案がありました。
この無線リモコンは、日立モートルブロック専用に設計されていて、プラスドライバー1本で簡単に取り付けでき、容易に無線化が可能という手軽さが非常に魅力的な製品でした。また、WT2シリーズは2.4GHz無線周波数帯を採用しており、無線到達距離は約70mもあるため離れた場所からの操作も可能です。さらには周波数ホッピング方式によって混信/妨害の影響を受けにくいという特長も持っていました。
「リモコンの無線ユニット内には電源入/切 機能が標準搭載され、リモコン本体の操作ボタンでメイン電源を遮断できるなど、安全面も配慮されていました。これならクレーンが暴走するなどのトラブルも回避できます。このように、WT2シリーズはわれわれの抱えている課題や懸念事項を全てカバーしていました」(H氏)
H氏は早速、このシステムの見積をもらい上長にも相談して了解を取り付けました。こうしてWT2シリーズの採用が決定します。WT2シリーズを導入後、B社倉庫では操作ケーブルの長さや干渉に制約されることもなく、作業性が著しく向上しました。また、従来は事故を防ぐために置いていたコンダクタも必要がなくなり、スペース的な問題も解消することができました。このようにクレーンの遠隔操作が可能となったことでB社は「安全で効率の良い作業」を手に入れる事ができたのです。
「当社はもともと全社の倉庫で日立産機システムのモートルブロックを使用しています。今回WT2シリーズによって後付け改造でスムーズに安全対策を講じることができました。リスク回避のため、早急に他倉庫への展開も検討していきたいと思います」(H氏)