ページの本文へ

Hitachi

株式会社 日立産機システムホイスト・モートルブロック

輸送機器メーカ X社(製造技術部)

輸送機器メーカ X社

いまのチェーンブロックでは多品種小ロット生産に、柔軟に対応できない…
製造物に合わせて柔軟にスピード変更が可能で1本掛けの理想のモデルが見つかった!

多品種小ロットのオーダーが増えているX社。駆動部の組み立てラインでは、チェーンブロックを使用したクレーンシステムを使用しているが、製造物に合わせた生産段取りの調整に時間がかかっていた。そこで、機能向上を目的とした更新を検討していた。

課題

今のチェーンブロックでは、とても多品種小ロット生産対応はムリ…

検討の結果、多品種小ロット生産に柔軟に対応するためには、速度調整に長けたチェーンブロックが必要だという結論に至りました。
検討にあたった、製造技術部のK氏はこのときの状況をこう振り返ります。
「今、使っているチェーンブロックは、複数掛けで商用電源1速のため着地位置の判断が難しく、製造物にあった位置に合わせるのが本当に大変でした。また、調整にもかなりの時間が掛かっていて、タクトも問題でした。パーツを組み付ける際の手間や時間を減らすためには、速度調整に長けていて着地位置の判断がしやすく、位置決めのしやすいチェーンブロックが我々には必要です」

そこで、現在使用しているメーカの最新モデルを確認しましたが、現在のものと同じ2.8t用は2本掛けのモデルしかありません。位置合わせの柔軟性を考えると1本掛けのものがどうしても必要でした。そのほかにも、以前から工場内の粉塵が気になるため、今度のモデルは保護階級がIP55を必須条件として考えていました。さらに、3交代で製造していることもあり、安心してものづくりができるサービス網・サポート体制も必須だという意見も出ていました。
ところが、情報収集を行ってもこれらすべてを満たすチェーンブロックメーカがなかなか見つけられず、製造技術部は焦るばかりでした。

課題のポイント

  • 現メーカの最新モデルの2.8t用は2本掛けだが、位置合わせの柔軟性を考えると1本掛けを使いたい

  • 工場内の粉塵が気になるため、今度のモデルは保護階級がIP55を必須条件としたい

  • 3交代で製造しているため、サービス網・サポート体制も持つメーカを探している

12