オイルフリースクロール圧縮機 小型クラスGシリーズ

耳にやさしく、環境に強い。
二つの価値を同時に備えたスクロール圧縮機は、現場に新しい安心と信頼をもたらします。

概要

静音も、耐熱も、あきらめない。
二律両立への進化が、現場の未来を拓く。

工場の過酷な高温環境でも、静音性を維持しながら確かな稼働を実現。
設計改良と表面処理により、周囲温度45℃での連続運転を可能にしました。
”静かさ”に加え”高温環境への強さ”を備えたスクロール圧縮機が、現場に安心と信頼をもたらします。

新設計エアエンド。空気量約5%アップ(3.7kW当社従来機比)。

独自のスクロール技術で効率と信頼性を両立

  • 特許取得の独自技術

静かで効率的な、圧縮方式

特長

高周囲温度対応:高温環境でも止まらない安心を

周囲温度45℃でも運転可能。

  • 周囲温度40℃以上ではメンテナンスサイクルが短縮されます。

ヒートセーフティーモードなら50℃でも運転可能。
45℃を超えても自動で設定圧力を下げて運転を継続できます。

  • ヒートセーフティーモードはON/OFF 切替可能。出荷時はOFF 設定。
  • 低圧化による影響がないか、事前にテストしてからご使用ください。
  • エアードライヤー内蔵型は使用圧力が低くなる程、ドライヤー露点が悪化します。
  • ヒートセーフティーモード使用時には、エアードライヤーがトリップする可能性があります。エアードライヤーがトリップした場合でも運転を継続しますので、ドライエアーが必要な場合にはヒートセーフティーモードを使用しないか、別置きエアードライヤーを設置してください。

低騒音:静音性で増える設置の選択肢

日立スクロール圧縮機は、静かな事務所なみの静音性を実現。

  • 正面1.5m、高さ1mでの最高圧力運転時、無響音室条件に換算した値です。運転条件が異なる場合や、周囲の反響を受ける実際の据え付け状態では、表示値より大きくなります。保証値ではありません。

省スペース:「2面壁ピタ設置」で設置面積を最大で約23%削減

従来機(SRL-3.7DMNA)

新型機(SRL-3.7DG)

  • 従来機・新型機ともにキャスターオプション使用時の比較。
  • 1.5/2.2kWパッケージでは運転時の実設置面積を約14%削減しました。
  • 壁ピタ設置の場合、メンテナンス時には本機を移動し、スペースの確保が必要です。移動のため、キャスター付きオプションを推奨します。(キャスター付きの場合、騒音値が約1dB増加します。また、鋼管での接続は不可となります。)
  • 製品寸法については仕様表をご参照ください。

省エネ機能:新搭載の省エネモードでランニングコストを削減

新搭載ECOモード

ON-OFFサイクル2分以上の場合、ピーク圧力を段階的に下げて電力使用量を下げます。

  • SRL-3.7DG5 にてST-150C(立型タンク)接続時、空気消費量80%で設定圧力0.5-0.8MPaの場合における消費電力低減効果(1台限りの実測値であり、保証値ではありません)

低圧シフトモード

高圧空気が不要な場合に、従来機よりも簡単な操作で圧力を下げて運転。低減圧力は0.1MPa か0.2MPa で選択可能。

  • SRL-3.7DG5にて設定圧力0.65-0.8MPa(LP02設定時0.45-0.6MPa制御)の場合における消費電力低減効果(1台限りの実測値であり、保証値ではありません)

クラスゼロレベルのオイルフリーエアーを提供

ISO 8573-1(圧縮空気-汚染物質および清浄等級)に基づき、日立オイルフリースクロール圧縮機の吐出し圧縮空気中の油分濃度測定を実施。吐出し圧縮空気中のオイル含有量は、最高品質等級の「クラスゼロ」レベル品質を達成しました。

  • クラスゼロの清浄度を有する圧縮空気を得るためには、圧縮機設置場所の大気中に含まれる油分、有機溶剤成分がクラスゼロレベルの濃度であることが必須条件です。
  • 圧縮機設置場所の周囲環境が悪ければクラスゼロの清浄度を有する圧縮空気を得ることはできません。
  • オイルフリースクロール圧縮機では、ISO 8573-1(2010)の粒子、水分の清浄度は対応していません。

IoT 対応

Bluetooth®通信機能搭載機種「FitLiveコネクトアプリ」に対応

従来は一部の中型・大型機種のみでご利用可能だったFitLiveサービスを小型スクロールにも。FitLiveコネクトアプリはFitLiveサービスの一部機能をパッケージベビコンなどのBluetooth®機能搭載機種でご利用いただくためのスマートデバイス用アプリケーションです。事前のユーザーID等の登録で、サービス契約や利用料なしでご利用いただけます。

サービス名 データ通信 費用 機器監視
FitLive コネクトアプリ Bluetooth®接続デバイスのモバイル通信 又はWi-Fi 無料 Bluetooth®接続時のみ※1
FitLive サービス 専用携帯網 有料(一部無料) 24時間監視
  1. Bluetooth®接続圏外でも、過去に接続した際の稼働データの閲覧は可能です
  • Bluetooth®接続時のみのデータ取得となるため、FitLive サービスに於いて、一部機能が制限されます。
  • Bluetooth®通信によりスマートデバイスで稼働データを取得しサーバへデータを転送します。
  • データ送信には接続するスマートデバイスのモバイルデータ通信またはWi-Fi の接続が必要です。データ通信費用はお客さま負担となります。

お問い合わせ

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