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Hitachi

株式会社日立産機システム

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株式会社 日立産機システム

ユビキタスコントローラ「UbiCube」を応用したLinuxベースの産業向けコントローラ開発事業を開始

 

「UbiCube」写真
「UbiCube」試作機外観

株式会社日立産機システム(取締役社長 椎木清彦)は、Linuxを搭載した産業向け組込みコントローラをベースとして、お客様ご要望の機能を開発してご提供する事業を開始いたしました。

産業向けのコントローラは、これまでは制御システムを中心として閉じた領域で主に利用されていましたが、近年はデータベースやサーバなどの情報システムとの連携が重視されるようになりました。制御システムと情報システムの間を結ぶコントローラは、オープンな技術を採用しながら、セキュアに運用されることが求められています。今回、豊富なLinuxのネットワーク・アプリケーションを活用し、かつ産業向けの高い信頼性を両立した、新しいコンセプトのコントローラを開発して、お客様のご用途に最適化を図った専用コントローラを提供する事業を開始いたしました。

ユビキタスコントローラは、ハードおよびソフトで自由に組換えが可能な、柔軟なコントローラをコンセプトに開発を進めました。コンピュータの機能を個別に分割した小型モジュールを必要に応じて連結するだけで、組込みコントローラの構築が可能になります。組込みコントローラとは、センサ、照明、空調などの機器を情報通信ネットワークに接続し、機器から取得した温度や照度、振動など、さまざまなデータの管理、遠隔監視、制御などを実現する計算機です。本技術を適用した組込みコントローラを用いることにより、インターネットを活用した監視制御システムやトレーサビリティ・システムなどを容易に構築することが可能になります。

特に、ユビキタスコントローラは、有線/無線LAN、シリアルと情報ネットワークなど、異種のネットワークをシームレスにつなぐことを特長にしています。また、セキュリティにも配慮し、IPsecを用いた暗号化通信にも対応するとともに、遠隔からOSレベルの更新を可能としました。

本コントローラは、株式会社日立製作所 日立研究所(所長:小豆畑茂)と日立産機システムが共同開発を行い、2006年12月に発表したユビキタスコントローラをベースとしています。

日立産機システムは、これらユビキタス関連事業で2010年に100億の売上をめざします。ユビキタスコントローラは、11月13日(火)から東京国際展示場で開催されるシステムコントロールフェア2007で展示を致します。

本製品に関する商標または登録商標について

  • ユビキタスコントローラは株式会社日立産機システムの登録商標です
  • UbiCubeは株式会社日立製作所の登録商標です
  • その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です

お問い合わせ先

株式会社日立産機システム 事業統括本部 新事業開発センタ[担当:苗村]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
TEL:03-4345-6115(直通)

以上