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株式会社日立産機システム

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このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。
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株式会社 日立産機システム

省エネルギー変圧器「Super Compactアモルファス」が
「2004電設工業展 製品コンクール」において (社)日本電設工業協会会長奨励賞を受賞

 

省エネルギー変圧器「Super Compactアモルファス」の写真

株式会社日立産機システム(取締役社長 椎木清彦/以下日立産機)の省エネルギー変圧器「Super Compactアモルファス」は、5月26日から28日までの3日間、インテックス大阪で開催された「2004電設工業展」(主催:社団法人日本電設工業協会)と併催されて行われた「製品コンクール」において(社)日本電設工業協会会長奨励賞を受賞いたしました。

高圧受配電用変圧器は2003年4月に改正施行された「エネルギー使用の合理化に関する法律」(省エネ法)により、産業用電機機器としては初めてトップランナー方式*1の「特定機器」に指定されました。変圧器製造事業者は目標年度(油入変圧器:2006年度、モールド変圧器:2007年度)までに定められた基準値(2000年度比約30.3%の効率改善)を達成した製品を販売することを義務付けられております。

日立産機は1997年に国内メーカとして初めて民需向けアモルファス変圧器を発売して以来、他社が追随出来ない優れた省エネルギー効果を実現した変圧器を市場に投入してまいりました。現在、日立産機が発売している「Superアモルファス」シリーズは既に、すべての機種でトップランナー方式の基準値を達成しております。

「Super Compactアモルファス」はアモルファス変圧器の省エネルギー効果と同時に据付面積の低減を実現しております。三相1000kVA 50Hzの場合、エネルギー効率ではケイ素鋼板鉄心を使用した現行標準品*2に対して約41%の全損失低減、トップランナー基準値に対しても約13%全損失低減を実現化いたしました。また、据付面積についても現行標準品に対して約6%の低減を実現化いたしました。これらはアモルファス薄帯の成形技術やコイル巻線技術向上の成果です。キュービクル式高圧受電設備への収納など、従来は設置スペースの制限で断念していたアモルファス変圧器の導入が容易になりました。このたびの受賞は、これらの省エネルギー効果と据付時の汎用性を同時に実現したことを高く評価されたものです。

*1
トップランナー方式:省エネルギー法で指定するもの(特定機器)の省エネルギー基準を、その機器で現在商品化されているうちで最も優れている製品の性能を基に設定し、目標年度を定めてエネルギー消費効率を高めていくように普及促進する方式。
*2
現行標準品:JIS C 4304 規格準拠 標準品

「Super Compactアモルファス」製品仕様

<容量>
単相 10kVA〜500kVA
三相 20kVA〜2000kVA

<「Super Compactアモルファス」省エネ効果試算 (三相 1000kVA 50Hzの場合)>

単位電力量料金:11円/kWh、CO2排出原単位:0.378kg-CO2/kWh、基準負荷率:50%で算出

  年間電力消費量
(MWh/年)
年間電気料金
(千円/年)
年間CO2排出
削減量(t/年)
Super Compactアモルファス 25 279 7.0
JIS C 4304規格準拠 標準品 43 476

<「Super Compactアモルファス」据付寸法比較 (三相 1000kVA 50Hzの場合)>

  幅(mm) 奥行(mm) 面積(m2)
Super Compactアモルファス 1710 1105 1.89
JIS C 4304規格準拠 標準品 1730 1160 2.01

お問い合わせ先

株式会社日立産機システム 事業統括本部 受配電・環境システム事業部[担当:林]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
TEL:03-4345-6564(直通)

以上